776道 この世に同じ価値観の人は存在しないなか、共通して基準となるものは時間である

この世に同じ価値観の人は存在しないなか、共通して基準となるものは時間である

先日開催した就活イベントであった
出来事です。

イベントの時間は14時~17時の3時間で
設定していて、

17時になったので
終了の時間を参加者に告げたところ、

とあるスタッフから
こんなことを言われたのです。

「確かにイベントは17時までですが、
まだ企業と学生の参加者が話をしているし、

会場は17時15分くらいまでは使えるので
時間きっかりで追い出すような真似を
しなくてもいいんじゃないですか?」

なるほど、なるほど。

言いたいことはわかりますよね。

参加者の満足度を考慮していると
思いますよね。

(ちなみに、前提としてその日の参加者から
時間をのばして欲しいと言われたわけではなく、
そのスタッフの考えとしてです。)

さて、このようなことを言われたら
皆さんだったらどのような返答を
するでしょうか?

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全顧客の満足度を考慮しているのか?

そこで私は逆に質問しました。

「ちなみに、もし学生からこんなことを
言われたらどうするの?」

『このイベントは17時までですよね?
どうして17時過ぎているのに話を止めて
くれなかったんですか?

僕、18時からバイトがあるので17時きっかりに
ここを出ないといけなかったんですよ。

でも企業の人が話をしてくれているのを
遮るのも悪いから17時の終了のアナウンスを
待っていたんです。

それに話をしていた内容も
ただの世間話だったんです。

なのに、終了の声をかけてもらえず
ズルズルと話が伸びてバイトに遅れて
しまいます。

どうしてくれるんですか?』

その子は答えられませんでした。

これはもちろん想像の話です。

でも可能性としてはなくはないはずです。

つまり何が言いたいかというと、
コチラが良かれと思った配慮でも

「ある人にとってはありがたいものでも、
別の人にとっては迷惑なものになる可能性がある」

ということなのです。

特に就活イベントの場合、
企業と学生がいて

両方のニーズに配慮する必要があります。

イベントの時間をのばすというのは
主に企業のニーズに配慮したものであって
(企業は学生を説明会に誘導したい)

学生からすると「もう十分」と思っているかも
しれないのです。
(興味がない企業だけど放してもらえない)

そのことを考えずに

「参加者はたくさん話をしたいだろう」

と思うことは
本当にすべての人のニーズに配慮したものではなく、

一方的な価値観の押し付け
になっている可能性があるのです。

また、本当にもっと話がしたいのなら
イベントが終わった後に

会場のロビーや近くのカフェで
話をすればいいのです。

なのに、時間を決めて借りている会場の
時間をさらにのばしてまで

イベントを行う必要は
ないと思うのです。

ある人にとってはメリットでも
別の人にとってはデメリットになる可能性がある。

そんなことは世の中に多々あります。

同じ場所にいても
同じ仕事をしていても
同じサービスを受けていても

人によって感じる価値は違います。

それはこの世に誰一人として
同じ人間はいないからです。

生まれも違えば、育ちも違う、
そんな違う環境で生きてきた人が

すべて同じ考えをしていると思うのは
とても危険です。

だらかコチラ側が当然だと
思っていることでも、

相手にとっては
当然ではないのです。

それを考慮せずに
考えや行動をすることは

押し付けでしかないのです。

だから誰もが納得できる基準が
必要なのです。

時間という絶対的な基準

その基準になりうる一つが

「時間」

なのです。

時間は誰にとっても平等なものです。
(時間の使い方は人それぞれですが)

1日は24時間であって
これは誰にとっても同じです。

だからその時間を基準に
物事を進めることや
考える参考とすることは、

多くの人間が共同して生きる上では
必須なのです。

だから

「時間を守る」
「時間を大切にする」

ということは
他者と共存するために
最低限のルールであるべきなのです。

(もちろん国や文化によって
違いはあると思うので、日本においては)

この最低限のルールを把握した上で、
状況に応じて柔軟に対応していくことが

「デキる社会人」

であって

「イケてるビジネスマン」

だと思うのです。

今日の1時間が未来を創る

こんな格言があります。

 1時間の浪費をなんとも思わない人は、
人生の価値を発見していない

ダーウィン

人によって手にしている富や財産は
違っても、時間だけは生きているすべての
人に等しく与えられています。

それを丁寧に使うのも、
無駄に浪費してしまうのも
その人しだいです。

どんな1時間を積み重ねるかで、
その後のすべてが変わってきます。

自分の1時間を大切にするのは
もちろんのこと、

人の1時間をも大切にする
心がけができることが、

社会で生きていくための
コツではないでしょうか?

これが私の時間に関する一考察なのです。

皆さんはどう考えますか?

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