<49号 覚悟を決めると見えてくるもの>

先日から出張で仙台に来ております。

そこで夜お客様と飲む機会があり、色々な話を聞きました。

その方は、NRのお客様としては長い方で
色々な事を知っています。

人事の担当者としても経験があります。

また今自分が勉強中のCDA(career deveropment adviser)の資格も
取得していて、試験についての話も聞かせてもらいました。

■その方はとても人との関わり方が上手いので、
どうしてそんなに上手く人と関わっていけるのか聞いてみました。

するとこう答えました。

「人は誰しも話をしたいと思っている」

人は誰しも自分の話をしたいと思っていると言うのです。

だから、「話をしたいだろう」と思って話かけるのだそうです。

すると相手は話し出す。

そして会話が続く。

盛り上がる、という風になると言います。

そうしていると、
普段なら聞けないような他社の採用の状況だったり、
その人の考えや価値観といった色々な情報を
聞くことができるのだそうです。

■とはいえ、その人も人と会話をしているより、
自分で書き物をしたり、読書をする方が好きとも思っているのです。

ただそういった一人で出来ることは後でやる。

今目の前にいる人とのつながりを大切にしたい、と
思っているのです。

周りから見ていると、その人はとても周りとの関わり方が上手で、
苦手な人はいないだろうと思ってしまいます。

ただそれは、心がけていることもあり出来ていることなのです。

「もともと人との関わり方がうまいということはない」と言います。

「人は誰しも話をしたいと思っている」

そういう前提を持って人と関わると、
話し方等が変わってくるかもしれませんね。

■また、「キャリアプランってあるんですか?」

そんな質問をしてみました。

すると色々と話をしてくれました。

その後、「いつごろから、どういうきっかけでそう思えるように
なったのですか?」
とも聞いてみました。

するとこう答えてくれました。
「~したい」

そう思えるようになったのは、ある事がきっかけになってからだという。

それは、

「覚悟を決めること」

そう言うのです。

覚悟を決めると「考え方」が変わる。

すると「周りの見え方」が変わる。

そして「仕事のやり方」が変わる。

「求めるもの」が変わる。

「人との接し方」が変わる。

そして「生き方」が変わる。

覚悟を決めた後にぶれることがあってもいい。

ただ目の前の一つのことには覚悟を決めるべき。

そうすると周りの人の覚悟も見えてくる。

同じように覚悟を決めている人とそうでない人が見えてくる。

覚悟を決めている人は少ないよ、そう話をしてくれました。

■話を聞きながら、自分自身にも「覚悟」が足りない、そう思いました。

前職を辞めてから、何をしたいのだろう?何がやりたいことなのかな?

そう迷いながら進んできました。

縁があって、今の就職支援会社に勤めることになりましたが、
当初打合せをしていた業務内容と違うので、
本当にやりたいことが出来ていないな、と思うこともあります。

そしてCDAの資格取得に向けて勉強したり、
外部のセミナー等に参加して情報収集しています。

そこには、今いる会社で誠心誠意働くという覚悟がありませんでした。

「他にやりたいことがあるかもしれないから、
今ここで本気になれくてもしょうがない」

そう思いながら仕事をしていたのではないか、そう振り返ってしまいます。

「覚悟を決める」こと。

今の自分に必要なことでもあるし、もしかしたら
現状にモヤモヤしている人にも必要なことかもしれません。

一度覚悟を決めたからといって、一生貫き通さなければならない
というものでもないのです。

覚悟を決めて行動していると、違う方向が見えてくるかもしれない。

それが自分の信じる道だと思えば方向転換すればいいのです。

前に進めないと感じているならば、覚悟を決めてみる。

ここから次のステップが見えてくるのかもしれないですね。

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