先日から出張で仙台に来ております。
そこで夜お客様と飲む機会があり、色々な話を聞きました。
その方は、NRのお客様としては長い方で
色々な事を知っています。
人事の担当者としても経験があります。
また今自分が勉強中のCDA(career deveropment adviser)の資格も
取得していて、試験についての話も聞かせてもらいました。
■その方はとても人との関わり方が上手いので、
どうしてそんなに上手く人と関わっていけるのか聞いてみました。
するとこう答えました。
「人は誰しも話をしたいと思っている」
人は誰しも自分の話をしたいと思っていると言うのです。
だから、「話をしたいだろう」と思って話かけるのだそうです。
すると相手は話し出す。
そして会話が続く。
盛り上がる、という風になると言います。
そうしていると、
普段なら聞けないような他社の採用の状況だったり、
その人の考えや価値観といった色々な情報を
聞くことができるのだそうです。
■とはいえ、その人も人と会話をしているより、
自分で書き物をしたり、読書をする方が好きとも思っているのです。
ただそういった一人で出来ることは後でやる。
今目の前にいる人とのつながりを大切にしたい、と
思っているのです。
周りから見ていると、その人はとても周りとの関わり方が上手で、
苦手な人はいないだろうと思ってしまいます。
ただそれは、心がけていることもあり出来ていることなのです。
「もともと人との関わり方がうまいということはない」と言います。
「人は誰しも話をしたいと思っている」
そういう前提を持って人と関わると、
話し方等が変わってくるかもしれませんね。
■また、「キャリアプランってあるんですか?」
そんな質問をしてみました。
すると色々と話をしてくれました。
その後、「いつごろから、どういうきっかけでそう思えるように
なったのですか?」
とも聞いてみました。
するとこう答えてくれました。
「~したい」
そう思えるようになったのは、ある事がきっかけになってからだという。
それは、
「覚悟を決めること」
そう言うのです。
覚悟を決めると「考え方」が変わる。
すると「周りの見え方」が変わる。
そして「仕事のやり方」が変わる。
「求めるもの」が変わる。
「人との接し方」が変わる。
そして「生き方」が変わる。
覚悟を決めた後にぶれることがあってもいい。
ただ目の前の一つのことには覚悟を決めるべき。
そうすると周りの人の覚悟も見えてくる。
同じように覚悟を決めている人とそうでない人が見えてくる。
覚悟を決めている人は少ないよ、そう話をしてくれました。
■話を聞きながら、自分自身にも「覚悟」が足りない、そう思いました。
前職を辞めてから、何をしたいのだろう?何がやりたいことなのかな?
そう迷いながら進んできました。
縁があって、今の就職支援会社に勤めることになりましたが、
当初打合せをしていた業務内容と違うので、
本当にやりたいことが出来ていないな、と思うこともあります。
そしてCDAの資格取得に向けて勉強したり、
外部のセミナー等に参加して情報収集しています。
そこには、今いる会社で誠心誠意働くという覚悟がありませんでした。
「他にやりたいことがあるかもしれないから、
今ここで本気になれくてもしょうがない」
そう思いながら仕事をしていたのではないか、そう振り返ってしまいます。
「覚悟を決める」こと。
今の自分に必要なことでもあるし、もしかしたら
現状にモヤモヤしている人にも必要なことかもしれません。
一度覚悟を決めたからといって、一生貫き通さなければならない
というものでもないのです。
覚悟を決めて行動していると、違う方向が見えてくるかもしれない。
それが自分の信じる道だと思えば方向転換すればいいのです。
前に進めないと感じているならば、覚悟を決めてみる。
ここから次のステップが見えてくるのかもしれないですね。