<55号 自分の知らない世界>

先日、お客様から噂では知っていたけど
本当にあるのか、という話を聞きました。

■私は今いる会社(NR)では日々大学を訪問し、
学校の先生と話をしながら学生向けの支援イベントを
開催しています。

大学のキャリアセンターの先生方に電話をしたり、
メールを送ったり、実際に訪問したりしています。

とある会社の採用担当の人と話をしている際に、
来年は学校との関係性を強化していくという話題になりました。

その方法がテレビ並みだったのです。

■それは、学校の教授をターゲットにして、
接待したり、贈り物を渡したり、研修費を提供したりして、
学生を紹介してもらうということなのです。

普段は対企業へ営業している人々にインセンティブ等をつけながら
教授へアタックしてもらうのです。

教授はあまり普段そういう対応をされていないので、
効き目があるようなのです。

■この話を聞いたとき、私が率直に思ったのが、
このようなドラマでしか見たことがない世界が実際にあるのか、
ということ。

私としては、この方法は決して王道ではないと思います。

しかし邪道かと言えばそうでもないような気もします。

人材確保をするための手段の一つだからです。

営業する側も、接待を受ける側も
ビジネスをしていると思うからです。

それだけの資金を使う資源があること、
営業担当者にトップダウンで行動させる
その組織力の強さというものを感じました。

ただ、倫理的にどうなの?とは思いますけど・・・

■自分が知らない世界がある。

そして世の中にはもっと多くの知らない世界があると思います。

それは知らなくてもいい世界かもしれない。

ただ、
「何も知らない」でいることと、

「知っているけど選ばない」ことには違いがあると思う。

今回は異世界の部分を知ることができたけれど、
その世界を自分が選ぶことはないと思う。

王道で勝つためにはそれなりの工夫や戦略が必要である。

それを考えながら実行し、結果を出す。

今はその方法で進んでいきたいと改めて思うのです。

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second