<56号 入り口を広げることの重要性>

先日、とある都内の大学で学内セミナーを運営している際に、
先生から面白い話を聞きました。

それは、キャリアセンターの入り口のフリースペースに
キャリアカウンセラーの人が待機しているというのです。

■今現在その大学の四年生で就職が決まっていない学生がまだまだ多くいるそうです。

しかしキャリアセンターに相談には来ないのです。

「誰でもお話できます」

「簡単に予約できます」

「気軽に立ち寄ってください」

そうであったとしても、学生が予約して面談に来る数は
とても少ないのです。

そのため、カウンセラーの人がキャリアセンターの入り口前の
フリースペースにいて、キャリアセンターの周りを歩いている
学生に声をかけてみたそうです。

すると意外にも多くの未内定の4年生がキャリアセンターの入り口
まで来ていることに気が付いたそうです。

そこで掲示板の情報を見たりはするけども中には入ってこない。

しかし声をかけてみると、「実は・・・」ということで
話をし、相談に進んでいくようです。

そうなのです。

キャリアセンターの入り口には「壁」があるようなのです。

そしてそういった学生が月で100人くらいはいるようなのです。

その「壁」を乗り越えるためにコチラから手を差し伸べてあげる必要があるのです。

■どんなに職員達の受け入れ体制が万全であったとしても、
学生が実際に来てくれないことにはサポート出来ないのです。

情報提供だけならばいくらでも役にたてると思います。

ただこの時期で決まっていないというには、
何かの理由があるはずです。

それが今から就職活動を始めたでもいいです。

ちょっと休憩していた、でもいいのです。

なかなか内定がもらいない、でもいいのです。

専門のキャリアカウンセラーに相談してみると
何かしらのきっかけがあるかもしれない。

そのきっかけを作ってほしいのです。

■これは学生に限ったことではないが、
サポートや商品をもって、待っているだけでは学生やお客様は来ないのです。

どんなに良いサポートや商品をもっていたとしても、
実際にお客様が話を聞いてくれないときっかけが生まれないのです。

学生やお客様がどんなに興味を持っていたとしても、
実際にそのサポートや商品を知り、効果を体感してもらわなければ

結果は出ないのです。

結果を出すための「道筋をつくる」ことが
必要不可欠なのです。

そのために「入り口を広げる」ことから始めるべきなのです。

■今回の大学での話は、まさにこの「入り口を広げる」ことにより
結果が出たいい事例だと思います。

我々はお客様が来ない、商品が売れない。
そういったときに、商品の中身にばかり目がいってしまうことが
よくあります。

しかし考えるべきは第一にこの「入り口を広げる」こと。

そして購入に至るまでの「道筋をつくる」ことです。

そしてきちんとお客様が商品に辿りつくまでのストーリーを
作りあげることが重要なのです。

集客に困っている人や、営業で結果が出ない人の参考にしてもらえればと
思うものです。

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