<64号 お金のはなし>

先日とある大学の先生と話をしている際に、
こんな話が出てきました。

それは、

「給料の仕組みをしっかりと話して欲しい」

ということでした。

求人票には、初任給という形で記載されています。

しかし、手当があったり、控除があったりと
実際に手元に残る金額というは、会社によって違います。

そこをしっかりと学生にわかるように伝えてほしい、
というのです。

その理由が、経済上の理由というものなのです。

■今の学生の家庭の経済状況は二極化しているそうです。

この大学は山梨の大学なのですが、

実家から高速バスや特急を使って通える学生と、

一人暮らしをし、アルバイトもしながら通う学生に分かれるのです。

それは家庭の経済状況に影響することが大きいのです。

さらに奨学金をもらう人、もらわない人とに分かれます。

大概の奨学金は返済しなければならないようです。

この大学は理系の学部ということもあってか、お金がかかります。

そのため、卒業する際に600万円の負債を追っている学生もいるようなのです。

そういった学生が、実際に手元に残るお金を把握していないと
奨学金の返済なんてできないのです。

■そんなのしっかりと調べるでしょ?と思う人が多いと思います

しかし、学生はそこまで考えていない人も多いのです。

実際に、就職活動が長引いていたり、なかなか内定をもらえない学生は、
しっかりと考えなかったり、妥協したりで決めたりもするのです。

そのため、

「想定していた給料と違う」

「仕事が思っていた以上にキツイ」

等などの理由ですぐに辞めてしまうことになるのです。

■少し話がずれました。

ただ、学生がしっかりと収入と支出を把握できるように
話をしてほしいというのが先生の要望でした。

企業側がこれくらいでわかるだろうという内容でも、
学生にとってもは不明瞭ということはあると思うのです。

得に今後の人生や生活に大きく関わってくるお金については
しっかりと認識させてほしいのです。

■本当にお金の問題は重要です。

日本においても賃金格差は顕著になりつつあるようです。

保険料が払えず、保険証を持っていないため、
子どもを病院にやることができない家庭もあるようです。

給食費が払えない家庭もあるようです。
今の自分自身には関係ないと思うかもしれません。

しかし知らないだけで案外周りにもこういった人が多く、
何かのきっかけで自身にも起こりうることかもしれません。

そうならないためにも現実に即したキャリア形成は
必要だと思うのです。

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