<89号 フィードバックするときは、愛を持って自分を棚上げする>

今日は毎週購読しているメルマガから
紹介したいと思います。

そのメルマガは「鴨め~る」

炎の講演家の鴨頭嘉人さんが配信している
メルマガなのです。

鴨頭さんの詳しい情報はコチラから↓↓

今回のメルマガの内容は自分の考えの枠を
広げるきっかけになるものだったので
是非紹介したいと思うのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(引用ここから)

新人の
アルバイトマネージャーが
月に一回
行わなければならない

「インベントリー」

と呼ばれる
仕事があります。

これは、
ハンバーガーの
原材料をはじめ、

カップやストローなどの、
マクドナルドの
営業に関わる
物品のすべての

【 在庫を数える 】

という仕事です。

マクドナルド
一店舗あたりの
原材料の種類は、
数百種類にもなるんです。

このインベントリー
と呼ばれる
在庫を確認する作業は、

通常は8時間、

早い人でも
6時間はかかる、
とってもボリュームの
ある仕事です。

アルバイトマネージャーの
中でも、

この仕事を正確に行える
人材は多くありません。

そんななか、
お店の中でも一番素早く、

しかも正確に
インベントリーの
作業が出来る
ある優秀な
マネージャーに対して、
亀井くんは
平気でこう言うんです。

「インベントリーの時間、
あと1時間
短くならないの?」

僕はこの言葉を
聞いた瞬間、
衝撃を受けました。

なぜなら…

亀井くんのほうが
インベントリーの作業は
遅くて、
正確ではないからです。

亀井くんは、

『自分が
できもしないことを
平気で部下や
同僚に要求する。』

そんな
アルバイトリーダーでした。

でも、
彼に無理難題を
投げかけられたスタッフは、

「わかりました、
やってみます!」

って、
とっても前向きな
返事をしているんです!!

僕はこのことが
不思議で不思議で
たまりませんでした。

================

自分より
仕事ができない人に

「もっと早くやれ。」

「もっと正確にやれ。」

って言われたら、

腹が立ったり、
不満を
感じたりしますよね?

でも、
亀井くんが言うと…

みんな素直に

「はい!
やってみます!」

って
言っちゃうんです!!

だから僕は、
この疑問を亀井くんに
ぶつけてみる
ことにしました。

「ねぇねぇ、
ずっと前から
思ってたんだけど。

亀井くんって、
自分より仕事ができる
後輩に対して、

もっとうまくやれよって

よく平気で言えるよね。

完全に自分のことを
棚上げしてない?」

そしたら亀井くんは、
いつも通りの
爽やかな笑顔で
こう答えました。

「 当たり前じゃ
ないですか!

僕、いつだって
人を育てるときには、

自分を棚上げしてますよ!

店長、
考えてみてくださいよ。

優秀なコーチ
っていうのは、

【 自分より優秀な
選手を育てる人 】

のことでしょう。

マラソンの
高橋尚子を育てたのは、
小出監督ですよね。

小出監督は、
高橋尚子よりも、
マラソンが早いんですか?

あり得ないですよね!!

でも、小出監督は
こう思ってると
思うんです。

『彼女なら必ず
世界一のランナーに
なれる!!』
本人よりも強く
信じてるコーチ
だと思います。

優秀なコーチは、

【 自分より優秀な
選手を育てられる人 】

のこと。

そのためには、

『自分を棚上げする』

って
当たり前じゃ
ないですか!!」

僕は
この言葉を聞いた時、

「あっ!!

これって、
愛なんだ!!」

って思いました。

(引用ここまで)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■私は以前は居酒屋チェーン店で店長を
していました。

店長といっても、人によって、店によって
色々なタイプの人がいます。

私自身は「自らやってみせるタイプ」
の店長でした。

作業も基本的にすべて自分が出来ないと
気が済まないのです。

ホールもキッチンも両方です。

自分が手順に沿った調理ができ、
スピード提供、衛生管理が出来た上で
アルバイトさんに指導するということです。

自分が出来ないことを相手にやらせる
ということに抵抗があったのです。

ただ、今回のメルマガを読み、
自分の考えは間違っていたことに気づいたのです。

■「自分ができないことを相手に伝える
ことに抵抗がある」

ということは、自分基準で判断しているということ
になります。

つまり自分ができないなら
相手もできないだろうと決めつけているのです。

それはつまり相手の可能性を
自分自身が決めつけてしまっているのです。

もしかしたら、
その仕事や負荷を与えることで、
成長するかもしれない機会を
自分の偏見で奪っているかもしれないのです。

この視点は矢印が自分に向いています。

すべてを自分基準で判断しているのです。

そこには相手に対する「愛」がないのです。

そこには相手に対する「信頼」がないのです。

たとえ自分にはできないけれど、
「彼ならできる」
「彼女ならできる」

そう信じて指摘することは
矢印が相手に向いているのです。

その根本には、
相手の可能性を信じ、見守り、支えるという
大きな「愛」があるのです。

だからこそ、
それを受け取った相手も、

発した言葉ではなく、
心の底からの愛を感じ、
素直に受け取ることができるのです。

■すべての会社で働くリーダーたちが、
大きな愛を持って自分を棚上げする。

その根本にある愛が伝わり、

その人が持つ可能性を活かし、

リーダーを追い抜いて成長していく。

そうして素晴らしい組織が生まれていく。
とても素敵だと思いませんか?

そんなリーダーでありたいと思うのです。

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