<97号 温度差をなくす>

実は私はダンスをやっています。

始めてもうすぐ1年が経ちます。

そして明日30日にはダンスイベントに
参加することになっています!

六本木ライブハウスでやるのです。

来場者も100人程度ということで
とってもワクワク、ドキドキしています。

■参加者は全部で7人。

ただこのグループも大きく2つに分けることができます。
それは、最近ダンスを始めたグループと、

何年もダンスをしているグループです。

私は最近始めたグループにいます。

特にグループを分けているわけではないのです。

「私はこっち側のグループ」
とはっきりと公言している人もいないです。

ただ、自然と感じることがあるのです。

それは、ダンスに対する思い、
参加するイベントに対する取り組み方
となって現れ、

それが温度差となってくるのです。

■私がダンスのイベントに参加する理由は、
純粋に楽しいからです。

身体を動かし、音楽に合わせて
リズムを取る。

音と動きがピッタリ合うと
とても楽しいのです。

ただ、音に合わせ、振り付けを覚え、
完全に動けるようになるまでは
相応の練習が必要になります。

何の目的もなく練習するだけでも
楽しいのですが、

発表する、人に見てもらう、イベントに出る、
となると、やはりやる気が違ってきます。

「イベントの日は決まっているので、
その日までに仕上げなければならない」

「いつも以上に振り付けを完璧に覚えなければ
ならない」

「友人や同僚が見に来てくれるなら
より一層レベルの高いダンスにしたい」

そんな思いが出てくると、
より練習に励むことができます。

それは結果として、
自身のダンスの習熟度を加速させ、
より大きな充実感や達成感を味わうことができるのです。

■ただ、人によってイベントに出る理由は
様々だと思います。

初心者レベルだと参加して楽しむことが
すべてだと思います。

ただ、上級者になるにつれ、
ダンスの完成度、全体の統一感といった
ハイレベルなものを求めるようになってくるようです。

今回参加するメンバーは
始めたばかりの人と、長い人達が
半々くらいです。

そこにはやっぱり温度差があるのです。

■この温度差はダンスだけでなく、
どの組織にもあることだと思います。

それは、仕事に対する情熱だったり、
会社に対する考え方や、
働き方、生き方等様々です。

どれが正解というのはないと思います。

それぞれが各々の正解なのです。

そういった違いを認めた上で、
それを尊重した上で、

意思疎通し、一つの方向に進んでいくことが
必要なのです。

そこに必要なのは、
「コミュニケーション」です。

そしてそれは
自分の信じる価値観や考えを一方的に
押し付けるのではなく、

相手の信じる価値観や考えを認め、尊重し、

互いに意見を出し合いながら
調整していくことが必要なのです。

「年長者だから」、
「経験則から」、
「立場が上だから」

という理由でどちらが優位に立つという
スタンスではなく、

相互理解を図ることが求められるのです。

■グローバル化に伴い、
様々な価値観が入り乱れる中、

年長者と若年者で考え方が変化している
現代で、

高度情報通信社会となり、
誰でも簡単に情報が手に入れられる状況において、

必要なことは、

考え方や価値観は無数にあり、
どれにも間違いや正解というものはなく、

相手の考えを尊重するという前提で
相互理解をしていく
コミュニケーション

だと思うのです。

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