<127号 言葉を連ね、重ね、交わせる>

さて、昨日からの続きです。

またお付き合いください。

■例えば、スポーツ等のコーチは

一つの動きを表現するにも、たくさんの言葉を持っている。

腰の回し方や腕の振りかたでも
違う言葉で表現できるのだ。

それは、自分自身はわかる言葉でも、
他の人に同じ動きを伝えるためには、
一つの表現で足りるとは限らない。

だからこそ、
自身の動きを伝えるための
様々な言葉を持っていなければならないのだ。

こうした言葉の集積こそが重要なポイントなのである。
自分を律する言葉を持っていないと、

日々に押され、流されていく。

自分の指針となる言葉が必要である。

聞いたことがある言葉と

言葉が頭に常駐する状態は全く違う。


いい言葉は常に上書きする必要がある。

毎日シャワーのように浴びる必要がある。

いい言葉で脳内を埋め尽くす必要があるのだ。
このようにして、

一つづつでも言葉が集まれば、戦闘力となり、

ストーリーとなる。
そうすれば、

弱い自分と強い自分がいても、
弱い自分に負けなくなる。

言語収集を呼吸のようにおこないたい。


■たくさん本を読んで、
内容を忘れてしまう人がいます。

それは、復習していないからです。

復習が足りないのです。

アウトプットできるまで、話続け、
書き続ける必要があるのです。
行動に起こせ、
再現できるように復習する必要があるのです。
そのために「書く」ことが有用。

書くために、

読む、考える、表現する、話すというプロセスがあり、

それが知識の習得へとつながる。
本に関しては、数よりも、

自分の言葉として表現できる珠玉の一冊を持つほうがよい。


■自分の中での良い言葉もいつか陳腐化してしまう。

それは手垢がついてしまうことであり、

新鮮味がなくなるということである。
それを新たに表現する必要がある。

例えば、

言葉を輸入する必要がある。

それを加工し、再び輸出する。

加工貿易が必要。
いい言葉を自分の言葉にできれば、

武器となる。
その武器が強くなるほど、

所得格差ならぬ、言語格差に勝てるのだ。
自分なりのオリジナル教科書を編纂しよう。


■毒素系の人

やりたい事はわかっているのにできない人がいる。
エネルギー、やる気はあるのに、

ぶつける先がない人がいる。
そうした人はエネルギーが貯まり溜まって

腐って、毒素となってしまう。
しかしやる気はあるので、

ビジネス書等を読み、エネルギーを回復する。

ただぶつける先がない。
湧いてくるエネルギーと

未来へつながる行動の

バランスを均等化させる必要がある。
そんな人は「人に会おう」

エネルギー量の高い人は、

エネルギーを消費させてくれる人でもある。

やる気と行動は比例しなければならないのである。

■プログラミングだと、

バグがあれば暴走して止まる。
しかし人生における

人のバグは顕在化しないのである。

バグをバグと認識していないのである。

そのため、定期的にバグの点検をしなければならない。

そのためにも基本OSとなる思考を常に磨かなければならない。

■ブログ、文章を書く事に飽きてきた。

そんな時は、他人のコメントをもらおう。

褒めてもらおう。

その喜びを力として再びはじめよう。

ただ言葉を集めることに、

新たな言葉を貯めることに喜びを感じることがベストである。

■さてさて、二日間にわたり、
私の振り返りにお付き合いいただきました。

改めて、言葉を持つ人の影響力を
感じます。

例えば、
私(神田)ならば、
一つの事を説明するのに
一つの文章しか出てこないが、

一つの事を説明するのに、
二つ三つの言葉が出てくる人がいる。

まさに鮒谷さんがそうです。

読み手がしっかりとイメージできるように、

そして印象に残るように、

何度も言葉を重ねながら伝えることができるのである。

このように
言葉を連ね、重ね、交わせることができる
語彙力とイメージ力を身につけていきたい。

決意と共に表明いたします。

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