私(神田)が好きな作家の一人に
貴志祐介氏がいます。
高校時代に「青の炎」を読んでから、
その後もずっと読み続けています。
そんな貴志氏が
「エンタテインメントの作り方」
という本を出したので、読んでみると
とても参考になることがあったので、
紹介したいと思います。
■私(神田)も、今では
毎日文章を書いているわけですが、
「何について書こうか」
というアイデアやネタ探しが
一番苦労することです。
では、
何作品も面白い小説を世に出している
作家の方々はどのようにして
アイデアを見つけているのだろうか?
この本では、
貴志氏のアイデア探しの方法が紹介して
ありました。
■「アイデアとは、
天啓のように書き手のもとに
都合よく舞い降りてくるものではない。
日々の気づきの蓄積が、
アイデアの源となるのだ。」
■「ただ
アイデアというものは
最初の段階では
一粒の種のような存在でしかないということだ。」
■「ストックしておいたアイデアは、
他の何かと融合することによって
突然開花することがある。
アイデアを育むためには、
刺激が必要だ。
自分をさまざまな刺激にさらして
揺さぶりをかける必要がある。
そうすることでいつもと
違う視点が開かれる。」
■「社会との接点を
持つことは不可欠であり、
職場は最高の情報源である。
身の回りのリアルな情報が
自分だけのオリジナリティあふれる
アイデアを生む第一歩である。」
■このようにして
アイデアを見つけ、
磨き上げながら
小説を作りあげている
ということがわかりました。
そのために、メモは必須で、
アイデアノートなるものも
使っているとのことでした。
こうした日々の小さな努力の積み重ねが、
大作を作っていくのだと思うと、
毎日の過ごし方というものを
改めて考えさせられるのです。
■漫然と毎日を過ごしていたら、
きっと気づかずに、
通り過ぎてしまう事って
たくさんあると思います。
それは、
職場での出来事や人間関係、
人の会話や周りの風景、
テレビのCMやポスター
といった
様々な「素材」に含まれているのです。
そしてそれは、アイデアの「素材」だけでなく、
日々を楽しく過ごす「素材」であり、
人間関係を円滑にする「素材」であり、
コミュニティーを大きくする「素材」であり、
充実した毎日を送る「素材」であり、
人生を豊かにする「素材」といった
様々なものに通ずるのです。
日常生活の中にある「素材」は
まさに「天然資源」であり、
人や物との関わりの中にあるのです。
だからこそ、
人との関わりは大切であり、
日々の過ごし方が自身の将来を決めていくのです。
有意義な将来を過ごしたいならば、
今という毎日を充実したものにする必要が
あると思うのです。
■アイデアを見つけるためには、
「日々のアンテナの立て方」
や
「日々努力の積み重ね」
が重要である、
そう学んだのと同時に、
それは、
「人生を有意義に過ごす」
ためにも通ずることだと思ったのです。