<154号 自分に問いかけてみよう。何かを感じるはずだから>

先日読んだ本にハッと思うことがあったので
紹介したいと思います。

ある大工さんの話です。

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(引用ここから)

引退しようとしている
ある高齢の大工の話を紹介しよう。

この話が私は好きだ。

とても大切なことを
語っているからだ。

その大工は、
もうそろそろ家を建てる仕事をやめて、
妻と一緒にのんびり暮らそうと思った。

雇い主は、
個人的な願いとして、

「もう一軒だけ建ててくれないか」

と頼んだ。

大工は承知したが、
真剣に仕事をする気はなかった。

粗悪な材料を使い、手を抜いた。

キャリアを積んだ
優秀な職人の幕引きにしては、
残念な仕事だった。

家は完成した。

点検にやって来た雇い主は、
玄関のカギを大工に渡していった。

「この家はあなたの家です。
私からのプレゼントです」

大工は、大ショックを受けた。

ひどく恥ずかしかった。

自分の家を建てているとわかっていたら

…たぶんもっと頑張っただろう。

私たちもこの大工と同じだ。

毎日毎日、人生という家を建てている。

だが、建てていることに
全力を尽くしていないことが多い。

そしてずっと後になって、
自分がつくりあげた人生(建てた家)に
一生住みつづけなくてはならないことを
知ってショックを受ける。

もう一度、やり直すことができたら、
まったくちがうことをするだろう。

だが、その時はもう、
後戻りはできないのだ。

あなたに後悔してほしくない。

あなたも私も、大工のことを笑えない。

私たちは人生という一生住みつづける家を
つくっているが、

果たして最善を尽くしているか…

「ベストを尽くせ」という言葉は
耳にタコができるほど、
聞かされた言葉かもしれない。

それから、
「あと、ひと頑張りだ」という言葉も。

でも、もう一度言おう。

今、取り組んでいることに全力を尽くすと、
思いがけないところから
幸運がもたらされることが多い。

もうダメだとか、
おしまいだとか思っても、

もうひと頑張りすることが何より大切である。

それをどうか忘れないでほしい。
あと、ひと頑張りだ!
もう一歩だ!

_______

「読むだけで運がよくなる77の方法」

リチャード・カールソン 著

浅見帆帆子 訳

王様文庫より
_______

(引用ここまで)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■いかがでしたでしょうか?

私(神田)は、
今の自分の仕事に対する姿勢を改めて考えさせられました。

「今、自分は本当に全力で仕事をしているだろうか?」

「どこかで手を抜いていないだろうか?」

「もし自分が顧客だったら
受けたいと思える対応をしているだろうか?」

心に問いかけてみます。

・・・まだまだできることはありそうです(笑)

■毎日このように問いかけることが
一番よいことだと思います。

ただ毎日はなかなか難しいと思います。

だからふとした時に、何かのきっかけがある時に、
考え、心に問いかける時間を確保すべきだと思います。

人は忘れやすい生き物です。

だからこそ

「目標を紙に書く」

「見やすいところに貼る」

「何度も見返す」

「声に出して宣言する」

という原始的でありふれた方法があるのです。

こうした一見単純で簡単な事を
やらない人がどれだけ多いことか。

しかし効果があるのは
先人の話を聞いても一目瞭然のはず。

こうした小さな積み重ねが
望む人生を形作っていくのだと思うのです。

皆さんも望む人生を得るために、
このような小さなことから始めてみませんか?

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