<228号 刃を研ぐ時間を天引きして確保する>

さて、今日は「Buisiness Model YOU」
というワークショップに参加してきました!

現在提供している価値や自分の価値観、
お客様は誰なのか?ということを
フレームを使って再確認したのです。

■自分は初めてのトライだったのですが
まだまだ考えや作り込みが足りないことを痛感しました。

特に「お客様は誰なのか?」

ということが不明確だったのです。

ビジネスをする以上、
その価値を提供する先であるお客様がいます。

しかし、提供先であるお客様が誰かわからなかったり、
迷ってウロウロしていたり、
まごまごしたりしていれば、
確実に自分のサービスはお客様へは届きません。

逆にお断りされるかもしれません。

お客様へ届けたいならば、
どんなお客様へ自分の価値を提供したいかを
はっきりさせておかねばならないのです。

当然といえば当然なことなのですが、
わかっていなかったのです。

わかったつもりになっていたのでしょうね。

それをフレームに当てはめ、
改めて考えることで浮き彫りになりました。

■今回のワークショップでの一番の気付きは、

「自分のことについて

じっくりと考える時間を確保しているか」

ということ。

普段の生活でも考えているようで、
全然考えていないことに気がついたのです。

日常生活において、
集中して一つの物事を考えるというのは
容易にはできません。

時間に制限があったり、
周りにいる人に声をかけられたりします。

また、考えようと思っても、
すぐに思考があっちにいったり、こっちにいったり
してしまうのです。

自分一人で集中して一つの物事を考えるには
それなりの訓練が必要なのです。

それが難しい時には、
そのような環境になれる「場」に行けばいいのです。

同じように仲間がいれば
やらざるを得ないですから。

つまり、

「時間を天引きする」

ということです。

■セミナーやワークショップは
新たな知識や気付きを得るということと、

その時間だけでも自分について考えるという
「時間の天引き」という要素もあるのです。

ここで聞いたことはあると思いますが、
とあるきこりの話をご紹介したいと思います。

書籍『7つの習慣』に記されている有名な話です。

以下、引用(432ページより)。

———————————————————
森の中で木を倒そうと、
一生懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。

「何をしているんですか」

とあなたは訊く。

すると

「見れば分かるだろう」

と、無愛想な返事が返ってくる。

「この木を倒そうとしているんだ」

「すごく疲れているようですが…。
いつからやっているんですか」

あなたは大声で尋ねる。

「かれこれもう五時間だ。
くたくたさ。大変な作業だよ」

「それじゃ、少し休んで、
ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。

そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」

あなたはアドバイスをする。

「刃を研いでいる暇なんてないさ。
切るだけで精一杯だ」

と強く言い返す。

———————————————————

■さて、どうでしょう?

皆さんは、この木こりのことを笑えるでしょうか?

わかっているつもりでも、
ふと今の時間の過ごし方を振り返ると、

日常の生活に追われ、
ただただ作業を行ってしまっていることって
ありますよね。

「刃を研ぐ時間を天引きして確保する」

そして

「自分の生産性の向上に努める」

すべてのことに通ずるのではないでしょうか?

この機会に自分の時間の使い方を振り返ってみてはどうでしょう。

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