「道に迷うことこそ、道を知ることだ」
これは、アフリカの諺です。
意味としては、
人に教えられた正しい道だけを歩いていても、
本当に道を知ったことにはならない。
道に迷いながら自分で正しい道を見つけることこそが、
本当の道を知ることである。
つまり、
知識は自ら試行錯誤を繰り返して
はじめて身に付くものだ、ということなのです。
■我々はとにかく
「答えを知りたい」
という傾向にあるのではないでしょうか?
何かわからないことばあれば
「途中の話よりも、答えが知りたい」
そう思っていませんか?
情報があふれている今の世の中では、
ネットで探せばある程度の答えは見つけられる風潮になっています。
■もちろん、答えがある問いならば、
答えだけを教えることも可能でしょう。
では、答えが一つではなく、
人によって違う問いの場合はどうでしょうか?
例えば
「あなたの生きる意味とは何ですか?」
そう問われたならば、なんと答えますか?
他の誰かが持っている答えを聞いて、
それで納得できますか?
できないですよね(笑)
■つまるところ、
我々は皆、自分で正しいと思う人生の道を
探し、見つけていかなければならないのです。
その際に迷い、低迷こともあるでしょう。
しかしそれは間違ったことではないのです。
自分だけが持つあるべき道へ進むために
必要な過程なのです。
むしろ迷わなければ、
本当にその道が求めている道かわからないのです。
「道に迷うことこそ、道を知ることだ」
そうであるならば、
今の自分が道に迷っていても、
それは道を知るということになるのです。
安心して
今進んでいる道を歩んでください。
もしその道が違うと感じるならば、
別の道を歩めばよいだけなのですから。