論語にこのような話があります。
「道に志し、徳に拠り、仁に拠り、芸に遊ぶ」
■この意味としては、
学問などをするには、まず志を立てなければなりません。
これが「道」です。
次に、根本にすべきものを定めなくてはなりません。
これが「徳」です。
道を進むにあたって、
頼りにするものが「仁」です。
そして最後に、自由に遊び楽しむことがなくてはいけません。
これが「芸」です。
このような意味になります。
■最上位に
「芸に遊ぶ」
ということを置いています。
つまり、学問や道徳を極めた人間が、
もう一つ上の境地を知るとしたら、
それは、
「楽しみ遊ぶ世界」
だということになる、
孔子はそう教えているのです。
■これを知り、私は、
人生に関しても同じことなんだろうと思います。
人生を歩むにおいて、
様々な要素が必要になります。
まずは、
「自分が歩みたい道を決める」こと、
そして
「その道を歩むために積んでいく必要がある徳」
をしっかりと積み、
その過程で
「人との関わり方で大切な仁」
を築き、
その結果として
「自分の人生を一つの生き様として楽しむ」
ということになるのではないかと思います。
■つまるところ何が言いたいのか?
それは
「今やっていることを楽しんでいますか?」
ということです。
最終目標が「芸に遊ぶこと」ならば、
今の過程も楽しんでいたいですよね。
私はそのように思うのです。