341道 楽しむことが最高の境地

論語にこのような話があります。

「道に志し、徳に拠り、仁に拠り、芸に遊ぶ」

■この意味としては、

学問などをするには、まず志を立てなければなりません。

これが「道」です。

次に、根本にすべきものを定めなくてはなりません。

これが「徳」です。

道を進むにあたって、
頼りにするものが「仁」です。

そして最後に、自由に遊び楽しむことがなくてはいけません。

これが「芸」です。

このような意味になります。

■最上位に

「芸に遊ぶ」

ということを置いています。

つまり、学問や道徳を極めた人間が、
もう一つ上の境地を知るとしたら、

それは、

「楽しみ遊ぶ世界」

だということになる、

孔子はそう教えているのです。

■これを知り、私は、
人生に関しても同じことなんだろうと思います。

人生を歩むにおいて、
様々な要素が必要になります。

まずは、

「自分が歩みたい道を決める」こと、

そして

「その道を歩むために積んでいく必要がある徳」

をしっかりと積み、

その過程で

「人との関わり方で大切な仁」

を築き、

その結果として

「自分の人生を一つの生き様として楽しむ」

ということになるのではないかと思います。

■つまるところ何が言いたいのか?

それは

「今やっていることを楽しんでいますか?」

ということです。

最終目標が「芸に遊ぶこと」ならば、
今の過程も楽しんでいたいですよね。

私はそのように思うのです。

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