369道 松下幸之助DAY~4日目「ものの道理」

松下幸之助DAY~4日目です。

1日目、2日目、3日目は以下からお読みください。

参考している本は、

「道をひらく」

です。

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映画やドラマのようなハッピーイベントを願う気持ち

「ある日突然予想だにしなかった出来事が起こり、
そこから人生が急展開していくようなことがあればいい」

そんな風に思う事ありませんか?

マンガやドラマではよくあるストーリー展開ですよね。

私自身、
「自分の人生にも同じような事が起こればなぁ」

そんな妄想を抱くことがたまにあります(笑)

ただ、ものには道理があり、
それにのっとっていかなかればならない。

そんな「生き方の原理・原則」ともいえる
話が今日紹介するものなのです。

松下幸之助に学ぶ「ものの道理」

人間おたがいに落着きを失ってくると、他人の庭の花が
何となく赤く見えてきて、コツコツまじめにやっているのは自分だけ、
人はみなぬれ手でアワ、ラクをしながら
何かボロイことをやっているように思えてならなくなる。

だから自分も何か一つと思いがちだが、
そうは世間がゆるさない。

人情として、ときにこんな迷いを持つのもムリはないけれど、
この世の中に、決してボロイことはないのである。

ラクなことはないのである。

あるように見えるのは、それはこちらの心の迷いで、
本当は、どなたさまも、やはり一歩一歩地道につみ重ねてきた
着実な成果をあらわしておられるのである。

だから、努力もせずにぬれ手でアワみたいなことをやってみても、
それは虫がよすぎるというもの。

一時はそれですごせても、
決して長つづきはしない。

結局は失敗ということになる。

これが、ものの道理であって、
この道理をはずれた望みを持つというのは、
それこそ欲が深いというものである。

欲が深いは失敗のもと。

やはり、ものの道理に適した道を、
一歩一歩あゆんでゆきたい。

今の世の中、

「華やかな場面がとても素晴らしいんだよ」

ということをすごく謳っているように思います。

CMを見ていると、
海外旅行の一場面がクローズアップされ、
健康器具はスリムな状態を強調し、
広告宣伝によって急激な売上アップを誇張します。

たとえ、その瞬間はとても華やかで、
楽しく、満ち足りていたとしても、

人生の大部分は「そうではない時間」で
構成されています。

「非日常より日常」のほうが
過ごす時間軸は長いのです。

日常生活にこそ進むべき道はある

だからこそ大切なのは、

「毎日の一歩一歩」

ということになるのです。

日々の積み重ねが、自分の人生を築いていく。

自分の身の丈にあったものしか手に入らない。

ウルトラCなんてないんだ。

そのような堅実な精神こそが
誰しもに通ずる生き方なのではないでしょうか。

「急いては事を仕損じる」

自戒も込めて、我が道を歩んでいきたいと思います。

※続きは以下からどうぞ。

かんだみちお: 【Project ミチテラス】 「何かを変えたい」をカタチにするクリエイター&コーチ。 自身のキャリアや展望について不透明で本気になりきれない人々に対し、 日常生活にある天然資源を最大限に生かしつつ、 日々の充実感と人生の意義へ通じる道をてらしている。