384道 「自由」とは本当に人を幸せにするのだろうか?

私は個人で仕事をしているため、
割と自由に時間を使えます。

ただ、

「本当の自由って何だろう?」

と考えることがあります。

■自由な時間は自分が好きなことが何でもできます。

それはそれでいいです。

ただ、一方で生活するための費用を稼がなければなりません。

それも自由にやっていいですよ~となった場合、
何をしますか?

何でもってお金を稼ぎますか?

個人でビジネスをする際に、どの分野で
だれを対象に、どんな商品で行いますか?

それさえ全く自由にやるとなると、
何から決めてよいのかわからなくなるのです。

矛盾しているようですが、

「自由すぎて何をしていいのかわからない」

そんな現象が起こるのです。

■だから

「この期間で、この費用で、
〇〇をしなければならない」

という制約というものは、
ある意味とてもありがたいのです。

その制限があるから、
その中でできることをやれるのです。

範囲を狭めてくれているからこそ、
その中で考えやアイデアを出せばいいのです。

■組織に属していると、
その組織が故の制約があると思います。

多くの人は

「もっと予算があれば」
「もっと人手があれば」
「もっとシステムの効率よければ」

等々の要望があると思います。

ただ、その制約がある状態というのは
見方を変えると、ある意味とても幸せなことでもあるのです。

その制約の中でできることを
精一杯やればよいのですから。

前提条件があるだけ
やりやすいともいえるのです。

■こんな格言があります。

圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない。

No pressure, no diamonds.

トーマス・カーライル(英国の思想家、歴史家 / 1795~1881)

この格言からわかるように、

素晴らしいダイヤモンドは、
圧力という外部の力があるからこそ
できあがるものなのです。

人間のパフォーマンスも、
制限という圧力があってこそ
最高の出来栄えを発揮するのではないでしょうか。

■これはずっと組織にいる人には
わからないことかもしれません。

ただ、一度組織の外にでて、
一人で何かをやってみようと思ったからこそ
気づくことなのです。

「自由」と「制限」

どちらも一長一短あるのですが、
その両方を享受できるのがベストですよね。

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