487道 答えのない世界に足を踏み入れた時、何を感じるかで新たな自分に気づく

昨日ワールドカフェ学習会・体験会に
参加してきました。

ワールドカフェという言葉は聞いたことが
あったのですが、

具体的に何をするのか?
どんな場なのか?

ということを知らなかったので
是非とも体験してこようと
思ったのです。

ワールド・カフェとは?

Juanita Brown(アニータ・ブラウン)氏とDavid Isaacs(デイビッド・アイザックス)氏によって、1995年に開発・提唱されました。

当時二人が、知的資本経営に関するリーダーを自宅に招いた話し合いの場において、ゲストがリラックスしてオープンに生成的な話し合いを行えるように、様々な工夫を凝らした空間で話し合いを行った結果、創造性に富んだダイアローグを行うことができたことが始まりとなります。

その後、想像できないほど多くの知識や洞察が生まれたことに感銘を受けた二人が、その経験から主体性と創造性を高める話し合いのエッセンスを抽出してまとめたのがワールド・カフェです。「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法です。

ワールド・カフェ・ネットより
http://world-cafe.net/about/about-01.html

要は、対話を深める手法の一つということです。

そこは、

「カフェのようなリラックスできる雰囲気」で

「3ラウンド、3つの問い」に答える形式で、

「ラウンド間は参会者が自由に席を選べる」
ゆったりモードで、

「大きな模造紙にカラフルなペンで落書きする」
ことでアイデアをつなげやすくし、

「『テーブルホスト』を中心に、
直前の対話の内容を共有する」
ことでさまざまなアイデアを共有し、

「結論や合意を求めない、共有・発散に焦点」

するのです。

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答えのない問いを考える

正直説明を聞いてもわからないと思います(笑)

実際に体験してみないとわからないものです。

なので、ご興味あれば、
是非ともどこかで開催している
ワールドカフェに参加してみてください。

面白かったので、
私も今度開催してみようかと思います。

ちなみに昨日はこんな3つの問いでやりました。

1.なぜワールドカフェという名前なのか?
2.良い問いとはどんな問いか?
3.良い問いを生み出すためにどうすればいいか?

正直これらには、答えがありません。

各人が思ったことをそれぞれ述べるのです。

終ったあとの感想のシェアでも
多くの人が述べていたのですが、

答えがないことに
「モヤモヤ」を感じる

という人が多かったです。

問い→答えの方程式は絶対なのか?

ちなみに、私にもその気があるのですが、

「答えがない」

ってすごくモヤモヤしませか?

色々悩んだあげくに、
曖昧に終わってしまう・・・

それって悩んだ意味あるの?

みたいな感じです。

これは
今までの教育や受験で、
問題に答えて点数が高ければ高評価がもらえる

という環境で育ってきたからだと思います。

また、会社で仕事をするにしても、

具体的な課題解決やサービスの提供で
売上を求められ数字で評価される

という環境で生きているのです。

誰しもそう思うようになってしまいますよね?

けど、

「正しい」か「間違っている」か

「〇」か「×」か

の世界がすべてではないのです。

否定されず、評価されず、
自分の考えや想いを話すことができる、

そして
お互いの話を聞くことで
新たな発見や気づきがある、

そんな世界もあるのです。

自分を知るには、他者との関わりが必要

ここでは、
決して「唯一の答え」はありません。

『良い問いとはどんな問いか?』

に答えだせますか?

出せないですよね。

そのように
「答えがなく、各人がそれぞれの経験をもとに
考え、感じたことを持ち帰ること。」

「どんな感情が芽生えるか自分を味わうこと。」

「曖昧であることを是とすること。」

そんな場があってもいいものだ、
と思ったのです。

でも、そんな場だからこそ

「自分がどういう思考で生活しているのか」

「自分が何を大切にしているのか」

と、自分を知ることにつながるのです。

そして人の意見を聞いて、
さらに自分の考えも話す、

というインプットとアウトプットを繰り返す
ことで新たな気づきがあるのです。

自分一人では出来ないこと。

安心して話せる他人と場があるからこそ
得られるもの。

そんな場所が

「ワールドカフェ」

なのです。

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