542道 人が腹落ちするために必要なこと

組織の中で働いていると、

「やりたくないけど、やらなければならないこと」

「やりたいことはわかるけど、現実的に無理なこと」

「言うのは簡単だけど、やるのはコッチだぜ」

「抽象的なことが多く、具体的指示がないもの」

などなどあると思います。

いわゆる

「腹落ちしていない案件」

というものです。

腹落ちしていれば、成果はでる

やらないといけないと頭ではわかっているが、
心の底ではやりたくない(やる気にならない)
というものです。

もちろん、組織人として働く以上、

「腹落ちしていようが、していまいが」

やらなければなりません。

ただ、個々人の腹落ち具合によって
成果物は大きく変わってくると思うのです。

では、腹落ちするとは
どのような状態なのでしょうか?

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「明確さ」と「当事者意識」

私は、
腹落ちとは

「やるべきことが明確である」

そして

「当事者意識を持つ」

ということだと思うのです。

実際に自分がやるべきことが
明確であるということ。

どうしたらいいかよくわからないことが
極力少ないこと。

そして
やらなければならないことを
いかに自分事としてとらえ、取り組むか

他人任せではなく、
当事者意識をもって取り組むか

ということです。

そのためには、
自分自身の心構えも大切ですが、

その仕事を受けて、チームに落とし込む
リーダー、上司のあり方も重要です。

上司は何をもって部下を動かすのか

大きな方針をそのまま下位のメンバーに
与えただけでは、自分のものになりません。

一方で、やるべきことを事細かに指示し、

「こうしろ、ああしろ」と一方的に伝えても、
メンバーは口では「わかりました」と言っても、

決して「腹落ち」には至っていません。

また、
「職位」を理由に指示を出されても
誰もやる気になりません。

「経験豊富な上司」から指示を出されたら
やり方はわかり、やることは明確で
できるかもしれません。

けど、あと一つ足りないものがあります。

それは、

「人間性」

です。

「あの人が言うことなら
ちょっと厳しい要求でもこたえたい」

「本当に自分のことを思って
指示、命令してくれていることを感じる」

「厳しさの中に優しさを感じる」

「口だけじゃなくて、行動できる人だから
やってみようと思う」

こうした

「人としての信頼度」

の大きさによって
周りの人は動くのだと思います。

腹落ちさせて人を動かすもの

そのベースにあるものは、

「人間としての魅力」

だと思うのです。

そしてこれは、
会社での関わりかただけでなく、

日常生活すべてにおいて当てはまることだと
思うのです。

だからこそ、

「魅力的な人間になること」

「人間性を向上させること」

これは、誰もが取り組むべきことで、
生きていく上でとても重要な要素なのです。

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