今日から4月が始まります。
来週の月曜日から
新入社員も入ってくる企業は多いと思います。
この機会に、
「今まで出来ていないことに取り組んだり」
「組織編成を行いより効率的な人員配置を
行ったり」
「新人教育担当者を選任したり」
いろいろと新たな取り組みを行おうと
しているのではないでしょうか?
そんな際に注意すべきことがあります。
それは、
「改善ではなく、改革を」
ということです。
Contents
延長線上の改善ではなく、抜本的な改革を
「改革」
と聞くと
とても大規模なプロジェクトを
想像するかもしれませんがそうではありません。
ここで私が伝えたいのは、
「現状の延長線上の取り組み」
を行うのではなく、
「課題の解決のための取り組み」
を行おうということです。
この違いがわかるでしょうか?
仕事のやり方を根本的に見直す「改革」と、
従来の仕事のやり方を踏襲する「改善」とは
まったく違うのです。
例えば、
今使っている営業資料がわかりにくい
という課題があると思います。
そうすると、
延長線上の取り組みとしては
・情報を追加する
・表現を変えてみる
・順番を入れ替える
・レイアウトを変える
などなど考えられると思います。
それも必要事項だと思います。
ただ、もしかすると
本当の原因はそうした「資料の内容」
の問題ではないかもしれません。
・紙ツールではなく、デジタルツールで
ビジュアル面での大改革
・写真ではなく動画で説明する
という使用ツール自体の
問題かもしれません。
もしくは、
・営業マンのトークの練習不足
・営業資料より相手のニーズのヒアリング不足
・クロージングをしていない
といった人の問題かもしれません。
前提が違うと結果も違う
「改善」というのは現状を肯定し、
それをベースに改良を加えること。
「改革」というのは現状を否定し、
始めて新たな世界を切り開くことです。
スタートが違うと
ゴールにも違いがでてきますよね。
そもそものスタートの違いを
認識しておくことが必要なのです。
これは、必ずしも実際に
「改革をしよう」
というのではなく、
意識の問題で、
「改革をしよう」
と思うことが大切なのです。
実際の問題としては、
組織や会社の方向性など
大きな壁があるので
そう簡単にはできない可能性があります。
だからといって
漫然とそれに従うのではなく、
また、
「どうせ何を言っても無理だよ~」
とあきらめるのではなく、
頭の中では
「もっとこうしたほうがいい」
という現状を否定し、
更なる発展へと進むアイデアを
蓄えていくのです。
あきらめない気持ちが綺麗な花を咲かせる
たとえすぐには日に当たらなくとも、
そうした蓄積は必ず自身の力になります。
だからこそ、
現状を否定し、
新たな世界へと踏み出すべく思考を
まずは持つべきだと思うのです。