769道 新しいビジネススキル「にぎる」の習得から自身のビジネス独自性について考える

新しいビジネススキル「にぎる」の習得から自身の独自性について考える

私は新卒で居酒屋チェーンを展開している
会社に入りました。

そこでは、
接客を学び
マネジメントを学び
チーム作りを学んできました。

なので

対お客様に関わるスキル
対従業員に関わるスキル

という

「対人調整力」

は身についていて、
それが社会人としてのビジネススキルの
ベースになっています。

そのベースを一言でいうと

「お客様第一主義」

です。

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BtoCで必須の「ニーズの具現化力」

これは当時の会社の方向性だったのですが、

「お店においてはお客様が第一である」

という理念でした。

NOと言わない接客で
快適な空間を演出するのが
お店側の役割である

と教えられてきました。

だからメニューにない料理であっても
できるものは引き受けるべし、

お客様に喜んでもらえるならば
その分スタッフに負担がかかっても
頑張るべし、

というスタンスでした。

このスタンスがベースになっているので

たとえ飲食業界を離れた今でも、
業界を変えた今でも、

そのスタンスは変わっていません。

それはいい意味でいうと

「相手のニーズを察し
具体化する」

という
サービス力は優れているということです。

相手の表情や空気を読んで
言葉に出ていないニーズを察知し、

相手の課題を解決する
手段を提供する、

それは可能です。

私にとってはこれは

「普通」

のことです。

毎日居酒屋でお客様のテーブルと
お客様の表情を見続け、

それを現実にするため
従業員の動きや表情を見続けてきたので

当然のようにできます。

というかこのスキルは
「BtoC」ビジネスにおいては
当然のスキルです。

でも、業界を変えて仕事をする
今では、

「BtoB」のビジネスにおいては
それだけでは足りないのです。

そこに必要なのが

「にぎるスキル」

なのです。

BtoBで必須の「にぎるスキル」

にぎるスキルとは、

お客様との間において
スケジュールや進め方について

「事前に合意をとる」

ということです。

事前に合意をとるということは
たとえ後になってお客様から
変更の要望があったとしても

それに応じなくても
よいということなのです。

もちろん、可能であるならば
お客様の要望に応えます。

でもお客様の要望をすべて聞いていたら
仕事の進捗が大幅にずれていきます。

個人間の要望であれば
応えることができるものであっても、

それが企業間での取引となると
応えないほうがメリットになることもあるのです。

例えば私は今、WEBの仕事をしています。

そこではHPやLPなどの
企業のPRをするツールを制作します。

その過程において、お客様の要望をヒアリングし、
それに応じたWebデザインの提出を行います。

その際に、先方がこちらの提出した
デザインが気に入らず、

何度も修正を求めてくることがあります。

私のベースにある
お客様第一主義からすると

先方の要望はすべて
受け入れたくなります。

NOと言えない体質に
なっていまっています(笑)

ただいつまでも先方のデザイン修正
の要望を受け続けていると
納期はドンドン遅れていきます。

これは先方にとってもよいことでは
ありません。

またコチラ側の予定した
デザイナーの稼働時間も膨れ上がり、

予定外の時間と費用を
費やしてしまいます。

これはコチラ側にとっても
デメリットです。

そして極めつけは

デザインに正解がないため
先方が求めていることが

本当に意味のあるものかは
不明である

ということなのです。

そうならないために
事前に「にぎる」必要があるのです。

例えばデザイン修正は2回までで、
納期までに納品するとういことを
優先しましょう、

ということを事前に
お互いに合意しておくのです。

このやり方は
今の自分にとってはまだ違和感が
あります。

お客様の要望には応えよう
という精神が身についているため
抵抗を感じることもあります。

でも、BtoBという新世界で
成果を出すためには

まずはその世界に応じた
スキルを身につけるのが第一です。

そしてそのスキルを習得した後に
さらに違和感を感じるならば

次は自分独自のスタイルを
確立させていけばいいのです。

まさに

「守・破・離」

です。

独自性をベースにスキルアップすることが道を極める

物事には順番があるのです。

それを間違えると
ただの頑固者になってしまいます。

でも意思を持たないのは
ただの流され野郎になってしまいます。

そのバランスを保ちながら
業界の慣習と自分の持ち味を融合させ

自分独自の売れるビジネススキルを
確立させていく。

これこそが
正解がないビジネスの世界において

「道を極める」

ということだと思うのです。

今回のにぎるスキルを知ることによって
ビジネス視野を広げることができたのです。

皆さんのビジネスの発展に
参考になることがあれば幸いです。

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