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相手の要望をすべて受け入れればお互いがハッピーになれるわけでもない
仕事での話。
デザイン関係の仕事をしているのですが、
お客様の要望で、
「ここをもっとこうして欲しい」
「この部分も直してほしい」
「あそこも修正してほしい」
とデザインの修正等の依頼が
とても多い時期がありました。
デザインの修正に回数制限を設けていないため
お客様が納得いくまで付き合おうとしていたのですが、
あまりに要望が多く
終わりが見えないという状況に
なってきました。
また、あるお客様の要望にだけ応えていると
他のお客様へのサービスも滞ってしまいます。
そうすると段々とツラくなってきて
サービスの提供を継続することが苦になってくるのです。
商売のあるべき理想の姿とは
本来、お客様が納得する制作物を納品し、
それに満足してもらうことで対価をいただく
というのが商売の基本だと思います。
でも、お客様のすべての要望に応えていては
サービス提供者側がもたない・・・
ということもあるのです。
そのせいで、会社が儲からずつぶれてしまっては
元も子もありません。
お客様も損をこうむってしまいます。
お互いがwin-winな関係であり、
お互いがハッピーになれてこそ、
価値の交換ができる関係性であり
次にもつながっていく
と思うのです。
特にサービス業においては
「顧客第一主義」
が基本にあるので、
「お客様が言うことは絶対!」
という概念が根本にあると思います。
またアルバイトをしたことがある人も
そういう話を聞いたことがあると思います。
でも、すべての場合において
その主義が成り立つわけではなく、
サービス提供者とお客様は
お互いに尊重し合うべきであり、
そのベースがあってこそ
信頼関係ができ、価値の交換ができるのです。
お互いを尊重しよう
当たり前のことなのですが、
「顧客側としてのあるべきスタンス」
「サービス提供者側としてのあるべきスタンス」
どちらの観点も考慮することで
ベストな商売ができると思うのです。
どちらか一方の観点だけの押し付けでは
商売はうまくいかないものなのです。