930道 仕事においては「期待」はするが「信用」はするな

期待と信用は違うもの

仕事においては「期待」はするが「信用」はするな

私は人に仕事をお願いするときは、

「期待はしても信用はしない」

ということをモットーにしています。

すでに何度も一緒に仕事をしていて
信頼できる人なら別なのですが、

・初めて取引をする人
・新入社員
・まだ関わって日が浅い部下

に仕事を依頼する際は
特に気を付けています。

この言葉だけ聞くと
私がとても冷たい人間のように
思われるかもしれません。

でもそんなことはありませんよ(笑)

これは私の仕事に対する

「あるべき基準」

と受け取っていただきたいのです。

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仕事を任せることと仕事をぶん投げることを混同していませんか?

この言葉の意図としては、

「仕事を任せっぱなしにしない」

ということです。

たとえ部下に任せたとしても
最後まで自分の責任としてとらえている
ということです。

だから簡単な仕事であっても、

「依頼したら終わり」

ではなく、

「必ずチェックを行う」

ということなのです。

この時期は新入社員に仕事を教える
時期ですね。

そんな際に私の周りでもこんな会話が
聞こえてくるのです。

(上司が部下に対して)

「どうして言われたことができないの?
ちゃんと言ったよね?

私も仕事があるから全部みれるわけじゃないから
ちゃんと言ったことはやってくれないとダメだよ!

わかった?
ちゃんとやってよ」

というものです。

皆さんはこの発言どう思いますか?

確かに上司が部下の仕事を全部みるのは
現実的には無理かもしれません。

でも、私からすると
部下に任せた仕事を確認しないというのは

「上司が仕事をしていない」

ということになると思っています。

なぜなら任せた仕事の確認をしない
ということは、

「仕事を任せる」

ということではなく、

「単なる仕事のぶん投げ」

でしかなく、
あるべきやり方ではないのです。

上司が部下に仕事を任せる際の
前提としてもっている考えが違う
と言わざるを得ないのです。

自身の仕事に対する基準の問題なのです。

これは新入社員側の立場になれば
容易にわかることです。

仕事の基準もわからない状態で、
確認もされず、フィードバックもなければ、

何を基準に仕事をすればよいのか
わかりません。

「何も言われないということは
大丈夫なんだろう」

という受け取り方をするはずです。

でも、それでは部下は伸びません。

放置され、上司の信頼がなくなっていくだけ
だということを気にとめるべきなのです。

期待するからこそ確認・フィードバックが必要である

これは常に部下の仕事ぶりを疑え
ということではありません。

上司である以上、
部下の成長や今後の仕事ぶりについては

「常に期待する」

べきです。

期待なき人物に正しい指導はできません。

また上司からの期待を感じない部下は
上司に対して心を開かないし信頼しません。

だから部下という人間に対しては

「期待する」

べきですが、

部下の仕事の成果物に対しては

・まだ不十分かもしれない
・もっとよいものができるかもしれない
・認識のズレがあるかもしれない

という可能性をふまえ、安易に

「信用しない」

ということを言いたいのです。

もちろん、

この基準は私自身の基準であるので
すべての人が共通して持っている基準ではない

と思います。

でも、特にこの新入社員を受け入れる時期に

仕事の任せ方ということにおいて
雑になっている場面に出くわすので、

私のあるべき論を展開してみたわけです。

皆さんの仕事の基準に照らし合わせるとどうでしょうか?

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