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見えないフェンスを乗り越えていけ
とある家の芝生に羊の訓練用のフェンスがあります。
そこの看板には、
「電気ショックの見えないフェンス」
と書いてありました。
羊が越えることのできない、
見えない境界線をもうけるシステムです。
最初は実際のフェンスをもうけ、
羊がそのフェンスを越えようとすると電気が流れる
ようにするのです。
最初の頃は、羊もより広い場所を求めて
フェンスを越えようとするのですが、
越えるたびに電気が流れて痛い思いをするので
次第にそのフェンスを越えようとしなくなります。
最終的にはフェンスがなくなっても、
そこより外に行かないようになります。
羊は想像上の限界をもうけて、
それが現実・限界だと決めてかかるのです。
育ってきた環境で勝手に制限を設けているかもしれません
これは我々人間にも当てはまります。
幼少期、成長期に、
近しい人、当時の先生、
両親や周りの仲間という
「自分がいるまわりの世界」
から、
ネガティブな考えや、誤った前提、
失敗した際の恥ずかしさや評価を
受け入れてしまうのです。
そういったものが
知らず知らずのうちにわたしたちの
「見えないフェンス」
になるのです。
職場でも仕事でも人間関係でも
・新しいことに挑戦する
・周りの評価が気になる
・自分のやりたいこと
そういったものに出くわすと、
思わず身を引いてしまいます。
境界線が存在すると思っているのです。
だから
なるべきもの、するべきこと、持つべきものから
尻込みしてしまうのです。
たとえそれが幻想であっても
現実だと思ってしまうのです。
意思のチカラで乗り越えてゆく
でも、それは
「見えないフェンス」
かもしれません。
自分の見えているもの、感じているものが
本物なのか偽物なのか疑いをもってみましょう。
観察してみましょう。
深く考えてみましょう。
そして
覚悟を決めてみましょう。
挑戦してみましょう。
フェンスが立ちはだかったとき、
すぐに逃げ出すのではなく、
意志のチカラで突破するのです。
人間には意思のチカラがあります。
たとえ恐れや恐怖を感じたとしても
意思のチカラで乗り越えられるのです。
無茶はしない。
でも多少の無理はしてみる。
そんなチャレンジングな生き方もよいものです。