1066道 仕事に「自分色」をつけていく。それが仕事を楽しむことにつながる

自分色の仕事にする
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仕事に「自分色」をつけていく。それが仕事を楽しむことにつながる

若手社会人から以下のような
言葉を聞くことがあります。

「今やっている仕事って
私じゃなくても誰でもできますよね?

私がこの会社にいて
この仕事をする意味ってあるのでしょうか・・・」

特に若手であればあるほど
「仕事の楽しさ」というものを実感していない
人が多いと思うので、

こうした疑問や悩みがでてくるのは
当然だと思います。

このように相談したことのある方もいれば、
相談されたことのある方もいるのでは
ないでしょうか?

代替可能な仕事を自分の仕事に変えていく

実際のところ
ほとんどの仕事は、

「代替可能な仕事である」

ものです。

特にアルバイトはそういう面が強いでしょう。

また昨今では
AIが人間の仕事を奪っていく、

という風潮が強くなるなか、
機械ができる仕事というものも
増えてくるでしょう。

でも、自分が関わる仕事に

「自分のできる範囲で気配りや機微、
機智というものを加える」

ならば、
それはもはや

「自分だけの仕事」

になるのです。

自分だけの気遣いや
相手を思っての行動や関わり方が
あるならば、

胸をはって

「これは自分だけの仕事だ」

と言っていいのです。

石田三成の機転に気づく豊臣秀吉

豊臣秀吉と石田三成のお茶について
有名な話をご存じでしょうか?

ある日、豊臣秀吉がのどが渇いて
ある寺に訪れ、お茶を頼みました。

すると当時、寺の童子だった
石田三成は

最初の一杯には
茶碗に7割くらいの
ぬるめのお茶を差し出しました。

秀吉がもう一杯おかわりを求めたところ、
今度は前より少し熱くして、

茶碗の半分くらいの量のお茶を
差し出しました。

さらにもう一杯おかわりを頼んだところ、
今度は熱いお茶を少しだけ入れて差し出しました。

この気配りに感心した秀吉は
三成を小姓に取り立てたという話です。

この話からは
三成の気遣いや気配りというものが
存分に発揮されていることがわかります。

当時のお寺に
お茶を求められた際に

お茶の温度と量を変えるべし
というマニュアルなんて
あるはずがありません。

現代の飲食店マニュアルにもないでしょう。

単に「お茶を出す」という
誰でもできる仕事に、

自分なりの気遣いを加えることで

「自分だけの仕事」

に仕立て上げたのです。

こうした心持ちで仕事ができる
ということだけで
立派なビジネスパーソンです。

どんな雑用やたわいもない仕事であると
感じていたとしても、

そこに「手を抜くことなく
できることをできる範囲でやりきる」

という姿勢こそが
自分の仕事へとなっていくために
必要なことなのです。

上司も部下もどちらもが信頼するからこそ仕事は成り立つ

ここで注意すべき点としては、

会社にいる場合、
それが「認められるか否か」は
また別の話です。

それを評価されるかどうかは
あなたの影響範囲内にはないのです。

それは上司や上長といった
別の人間が決めることです。

先ほどの秀吉と三成の例でいうならば、

秀吉が三成の機転に気づくことができた
からこそ成り立つものです。

仕事を頑張る人と、

その仕事を評価する人との
両者がお互いに

「機転を利かす、機転に気づく」

ということが必要になります。

自分一人で完了する仕事というものは
ありません。

多くの人が関わり支え合うなかで
仕事は成り立っています。

だからこそ
出発点は、

仕事をする者が

「自分の仕事」として
精一杯取り組むことが必要です。

そしてその仕事を
見つめて、評価してあげることが
必要なのです。

仕事をする人も
仕事を評価する人も、

どちらもが支えあうことが
大切なのです。

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