1154道 あなたは野球部にいるのか?それとも野球サークルにいるのか?どちらが心地よいですか?

チームの在り方

あなたは野球部にいるのか?それとも野球サークルにいるのか?どちらが心地よいですか?

私は現在、とあるNPOのサポートプロジェクトに
携わっています。

いろいろなジャンルで働く社会人が集まって
NPOの運営をサポートし、

改善のためのいろいろな行動を
行っていくものです。

背景も環境も年代も違う社会人が集まって
答えのないプロジェクトを進めていくのです。

会社ではないので
トップダウンで物事が決まる
ということはありません。

全員が横並びのフラットな関係性です。

こうした環境で自分達でテーマを決めて
目標設定をし、具体的な活動を進めていくためには

チームの在り方や進め方というものが
重要になってくることは想像できるかと思います。

でも、これって以外と難しいものなのです。

スポンサーリンク
second




背景も年齢も職種も違う社会人が集まれば「違うことが当たり前」である

今回のプロジェクトは
参加者の人がみんな本業がありながらも、

+αで時間を使い
本業とは違う分野で関わっています。

なのでそもそも、

「メンバーによってどのくらい関わりたいのか」

という温度差もあるのです。

それは気持ち的なものから
時間的なものまであります。

「ちょっと楽しそうだからやってみよう!」
「なんとなく興味があるからやる」
「本業と同じくらい本気でやるぜ!」
「土日をつぶしてでもやる!」

などなど人によってさまざまです。

そうした状況のなか
一つの議論のテーマがでてきます。

それは、そうした思いや温度感を

「全員で統一すべきなのか?」

ということです。

全員が社会人経験がある大人です。

そして本業もあります。

環境も違います。

そんないろいろな背景を持つ人が

「全員同じ思いを持っていなければならないのか?」

ということから
メンバーによって考え方が違うのです。

正直、会社ならば、
個々人がどんな考えをもっていても関係ありません。

いいのか悪いのかは別として
会社としてやるべきことが決まっていれば、

「それをやらなければならない」

ということで
物事が進んでいきます。

ここに疑う余地はありません。

では、
同じ会社ではない環境で
同じプロジェクトを運営していく際に、

全員の意思統一は必要なのでしょうか?
必要ないのでしょうか?

「それぞれ違う目的で参加しているのだから
完全に統一する必要はない」

という考え方もあります。

「考え方や背景が違うからこそ
考え方や進め方については意思統一しておこう」

という考え方もあります。

どちらにも理由があります。
説得力もあります。

だからこそ平行線をたどることでもあるのです。

(ちなみに私たちのチームはこれに
明確な答えを出すことはできませんでした)

この議論を通して
私個人的に感じたことがあります。

それがタイトルでもある、

「野球部なのか、野球サークルなのか」

ということです。

本気であることにやる気を感じるのか?楽しいことにやる気を感じるのか?

「野球部」と「野球サークル」の違いを
想像してみてください。

「野球部」は、

全員が甲子園を目指して
その目標達成に向かって一丸となって取り組んでいく

集団です。

(私のイメージからの定義です)

平日の夜、土日も返上してがっつり練習します。

一方で
「野球サークル」は、

それぞれ違う目的をもった人が集まって
野球を楽しむための

集団です。

(これも私のイメージからの定義です)

みんなが無理なく集まって
月1回練習できればいいものです。

野球が好きということは同じでも、
野球に対する関わり方には大きな違いがあります。

どちらの集団が優れているというものでは
ありません。

どちらにもそれぞれの良さがあります。

「野球部」は本気で目標を達成するためには
最適な環境でしょう。

「野球サークル」はみなで野球を楽しむためには
最適な環境でしょう。

なので、各人が自分の好みにあった
環境を選べばいいのです。

でも、プロジェクトを行い、
ゴールに向かって突き進むには

「今のチームが野球部なのか野球サークルなのか
はハッキリさせておく必要がある」

ものなのです。

それだけで

自分のスタンスが決まり、
周りのメンバーとの関わり方も明確になり、

物事がスムーズに進むようになるのです。

これは私だけのことではなく
あなたにも適用できることです。

あなたは

野球部的な環境と
野球サークル的な環境では

どちらにやる気がでるタイプですか?

本気で取り組みことで力を発揮できますか?
楽しさを感じることで力を発揮できますか?

人それぞれ違いがあるはずです。

それを把握しておくことは、

「あなたのやる気を引き出し
生産性を向上させるためには」

大切なことなのです。

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second