1172道 その正論は正しい。でも人の感情は正論だけでは動かない

正論を振りかざすな
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その正論は正しい。でも人の感情は正論だけでは動かない

相手の間違いや不十分な部分を
指摘しなければならない場面があるとしましょう。

間違っているのだからそれを指摘・注意するのは
当然のことでしょう。

つまり、
論理的には正しい指摘をしているのです。

そして、正しい指摘なので
相手も反省して改善しようとするでしょう。

素直に聞くことでしょう。

でも、それが何度も何度も続くとどうなると思いますか?

嫌になりますよね。

もちろん、何度も正しい指摘をしているのです。

でも、正しいことを指摘されたからといって
すべてを受け入れ改善することは難しいものです。

その指摘は何のためにするの?よりよくするため?傷つけるため?

わかっていなくてできないことは
指摘することで改善のきっかけになるかもしれません。

でも、わかっていても
どうしようもないこともあるものです。

それを正論を盾に
ビシビシと突きつけられても、

それはもはやダメージにしかなりません。

傷になるのです。

そもそも指摘するのは相手を傷つけたいがため
ではないですよね?

もっと良くなってもらいたい
という気持ちがベースにあるはずですよね?

でも、言い方や表現の仕方によっては
言葉の暴力になることもあるのです。

正論だけを述べるのはその一つだと思います。

ちょっとした工夫をすることで伝わり方が違ってくる

ではどのように伝えるのが、
建設的なコミュニケーションなのでしょうか?

一つは相手の間違いや不出来を
全否定しないことです。

「あの部分はできていたね。
 でもこの部分はまだ不十分だよ」

「いいところまでいったけど
 もっと改善する余地があるよ。例えば・・・」

「そういう考え方だったんだね。
 でもこういう考え方のほうがよくないかい?」

というように
受け入れつつも、よりプラスアルファを伝える表現は
どうでしょう?

ちょっと柔らかい感じがしませんか?

同じ指摘をされるにしても
完全否定されると心を閉ざしてしまいます。

でもそれが部分否定であるだけで
相手にも心のゆとりができるものです。

受け入れやすくなるのです。

思ったことを何でも口にするのも
率直でよいのかもしれませんが、

ちょっと工夫して伝える努力をすることで
相手の反応が変わるとしたら

試してみる価値があるのではないでしょうか?

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