1210道 【道を極める】スキルが不足していても、経験値が少なくても誰にでも価値はある

誰にでも価値はある

世の中には道を極めし「凄い人」がいるものです。

・圧倒的に知識を持っている人
・飛び抜けたスキルを保持している人
・経験が豊かでいろいろな分野に対応できる人

こうした人達には憧れますよね。

とはいえ、このように

「超一流」
「プロフェッショナル」
「第一線の専門家」

である人のみが
価値ある人なのかというと、私は

『そうでもない』

と思うのです。

スポンサーリンク
second




プロフェッショナルにも初心者にもそれぞれの世界がある

よく聞く話かもしれませんが、

もしもすぐにでも上達したいならば

「既にその分野で
活躍している人に師事するのがよい」

ということありませんか?

私としてもこのこと自体には大賛成です。

でも、まったくの初心者が
超一流に師事し、教えやノウハウを習ったところで、
それを完全に習得することは難しいでしょう。

なぜならば、

「見えている世界が違う」

からです。

超一流が見えている世界と、
初心者が見えている世界には違いがあります。

(だからこそそれぞれが超一流であり、
初心者であるのですよね)

そのような高い世界(既に熟成されている)
を見ている人の知識やスキルを、

知識・経験が浅い人の世界(未熟である)
を見ている人が完全に理解できるものではないのです。

つまり、

「超一流から直接学ぶことだけに
必ずしも価値がある」

ということではないのです。

とすると、どういうことか?

それは、

「未だ道の途中にある人から学ぶことにも
十分に価値がある」

ということです。

教える気持ちがあれば先生である

仕事でも、趣味でも、

「自分より詳しい人がたくさんいるのに、
自分が教えてもいいのだろうか?」

という悩みありませんか?

「自分より凄い人がいるのに
自分が教えるなんて無理ですよ…」
「まだ駆け出しの自分には価値なんてないですよ…」
「入社2年目の私が新人教育なんてできません…」

などなど、
悩んだり困ったりすることがあるやもしれません。

でも、

・少しかじったくらい
・初めて数年くらい
・半歩先を歩いているくらい

の人のほうが
初心者に近しい感覚や視野をしているため、
初心者からすると、

『わかりやすい』
『それが知りたかった』

となりやすいのです。

会社でも同じです。

新入社員が社長の戦略の話がすぐに
理解できるものではありません。

部長の話さえ理解できないかもしれません。

それよりも、
入社2,3年目の人が
かみ砕いて教えてあげたほうがわかりやすい、
ということあるものです。

職人も同じです。

親方から直接指導を受けても
わからないことがあるでしょう。

でも、ちょっと先に学んでいる先輩から
細かく教えてもらったほうが理解できる、

ということがあるものです。

プロのスポーツ選手でも同じです。

凄腕のコーチよりも、
駆け出し数年のコーチのほうが、

プロになりたての選手からすると
吸収の速度がはやかったりするものです。

あなたにしか伝えられない価値がある。あなたからしか伝わらない価値がある

「道の半ばにある人にも、
今のその人にしか提供できない価値がある」

そう強く思うのです。

だからこそ伝えたいのです。

「あなたにも価値がある」

ということを。

まだ未熟かもしれません。
自身も未だ学びの最中かもしれません。
理解できていない部分があるかもしれません。
知識も経験も足りていないかもしれません。

でも、だからこそ

「伝えられることがある」

のであり、同様に

「伝わる人がいる」

のです。

・わからないなりに理解している部分
・必要最低限の基本
・初心者だからこその疑問
・共感しやすい部分

というものが
価値になる人もいるのです。

誰もしもが先生になれるのです。

今のあなたにも

「教える側になる意義」

があるのです。

今のあなたにしか

「教えられない価値」

があるのです。

教えてあげようと思うことで
誰しにも価値はあるのです。

本当に強くそう思うのです。

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second