288道 一番の財産は「人」であり、「教育」がとても重要という話

先日コンビニで見かけた話を
させてください。

私にはいつも行くコンビニがあります。

そのコンビニは、
新しいアルバイトメンバーを
採用しました。

日本人ではなく、中国の方です。

初めてのアルバイトなのか、
日本語はギリギリ(笑)
接客レベルも高くはないです。

そのコンビニでは、
カフェオレは店員さんが作ってくれ、

砂糖の有無を聞いてくれるのですが
もちろんそのヒアリングもなかったです。

まあこんなもんだよな、
そう思っていました。

■ただ、昨日久しぶりにその方を見たら
すごく成長していたのです!

さらに新しいアルバイトさんが
入っていて、

まだ1か月もたっていないその中国人
アルバイトさんが教えているのです。

その方は動きがスピーディになっていて、
テキパキと働いていました。

お願いや指示をされていないのに、
周りの状況を見ながら動いていました。

こんな短期間でよくもここまで
成長したものだ、

私は率直にそう感じました。

■その際に改めて思ったのです。

「教育」

って素晴らしいものだと。

しっかりとした正しい教育を
一定期間受けたならば

「人は確実に成長する」

ということを
その中国人のアルバイトさんから
感じたのです。

■もともと私は飲食店で勤務していたので、
店舗運営については知識と経験があります。

その際にアルバイトさんの教育で
一番難しいが肝になる部分が

「機微」

というものです。

作業は教えればできるようになります。

ただ、お客様の感情を読み取ったり、
空気を読むということや、
状況に合わせて適切な行動をする、

といったことは
短期間ではなかなか教えられませんし、
人によっての吸収度合いも違うので、

難しい部分があります。

ただ、しっかりと教育していけば習得できるものでもあるのです。

■教育というものは、

「短期間で」

「効率化された」

「一律的な」

ものではなく、

「長期間で」

「持続性を持ち」

「個別的に」

行うというものなのです。

そのため、
すぐに教育の成果を求めるのではなく、

ある程度の時間をかけて花開くための
準備期間という認識をもって

関わっていくべきなのです。

■特に会社だと、
新人メンバーになるべく早く成長し、
結果を出してほしいと
思ってしまうものですが、

長い目でみながら育てていくべきなのです。
そしてゆくゆくは一番の会社の財産になる

ということを見据えて関わってほしいものです。

コンビニの中国人アルバイトさんの
成長をみながら

ふと「教育」と「成長」について考えたことなのです。

かんだみちお: 【Project ミチテラス】 「何かを変えたい」をカタチにするクリエイター&コーチ。 自身のキャリアや展望について不透明で本気になりきれない人々に対し、 日常生活にある天然資源を最大限に生かしつつ、 日々の充実感と人生の意義へ通じる道をてらしている。