343道 義は利の本なり、利は義の和なり

義は利の本なり、利は義の和なり

これは古典にある言葉です。

つまり、利を求めるにあたって、
義が邪魔になることはないです。

また、義を求めていけば利が得られない
ということでもないのです。

この二つは矛盾し、反発しあうものではない
ということなのです。

■それどころか、そもそも
義は利の本になるものであって、

利は義の和として生み出されてくるもの
だといいます。

「どうすれば人の役に立つか。

人を喜ばせることができるか」

という一つの答えを見つけ出して、
それに徹することが肝心なのです。

■実は最近私は新規ビジネスについて
いろいろと考えています。

その際に、やりたいこと、
やってみたいことは浮かんできます。

ただ、ビジネスをする以上
その投下した費用を回収できる
見込みがなければ成り立ちません。

つまり、自分たちの利について
先だって考えてしまっていたのです。

■そんな時にこの言葉に出会ったのです。

ビジネスにおいても同様のことが
言えるのではないかと思います。

お客様に利益があるからビジネスは成り立つもので、
自分の儲けはその後あるのだという根本を
忘れてはならないのです。

自社の商品を売りたいから営業するわけではなく、

お客様の問題解決や労力軽減になるから
その手助けのサービス提供のために営業する。

その結果売り上げがもらえるのです。

■戦術や戦略は当然ながら必要だけども、
心の在り方や、ビジネスの原理原則は
しっかりと守っていかなければならない。

そんなことを考えるきっかけの言葉でした。

かんだみちお: 【Project ミチテラス】 「何かを変えたい」をカタチにするクリエイター&コーチ。 自身のキャリアや展望について不透明で本気になりきれない人々に対し、 日常生活にある天然資源を最大限に生かしつつ、 日々の充実感と人生の意義へ通じる道をてらしている。