義は利の本なり、利は義の和なり
これは古典にある言葉です。
つまり、利を求めるにあたって、
義が邪魔になることはないです。
また、義を求めていけば利が得られない
ということでもないのです。
この二つは矛盾し、反発しあうものではない
ということなのです。
■それどころか、そもそも
義は利の本になるものであって、
利は義の和として生み出されてくるもの
だといいます。
「どうすれば人の役に立つか。
人を喜ばせることができるか」
という一つの答えを見つけ出して、
それに徹することが肝心なのです。
■実は最近私は新規ビジネスについて
いろいろと考えています。
その際に、やりたいこと、
やってみたいことは浮かんできます。
ただ、ビジネスをする以上
その投下した費用を回収できる
見込みがなければ成り立ちません。
つまり、自分たちの利について
先だって考えてしまっていたのです。
■そんな時にこの言葉に出会ったのです。
ビジネスにおいても同様のことが
言えるのではないかと思います。
お客様に利益があるからビジネスは成り立つもので、
自分の儲けはその後あるのだという根本を
忘れてはならないのです。
自社の商品を売りたいから営業するわけではなく、
お客様の問題解決や労力軽減になるから
その手助けのサービス提供のために営業する。
その結果売り上げがもらえるのです。
■戦術や戦略は当然ながら必要だけども、
心の在り方や、ビジネスの原理原則は
しっかりと守っていかなければならない。
そんなことを考えるきっかけの言葉でした。