355道 「権限のないリーダーシップ」を発揮できる人が、これからの時代の真のリーダーである

先日「ドッジビー」というスポーツをやってきました。

ドッジビーとは、柔らかいフリスビーを使って、ルールはドッジボールで遊ぶ競技です。

詳しくはHPをご覧ください♪

■今回の企画は、友達が友達を呼んで人を集めて
開催するというスタイルでした。

なので、大多数が知らない人ばかり!

そんな中で10名前後のグループをつくり、
チーム戦で行うのです。

想像してもらえればと思うのですが・・・

知らない人が集まった集団で
統率がとれるでしょうか?

果たしてまとめ役のリーダーはいるのでしょうか?

いないですよね(笑)

ならば場がぐだぐたになるのは目に見えています。

じゃあだれがリーダーシップをとるの?

その時、私はふと

「権限のないリーダーシップ」

について考えたのです。

■通常の会社の運営は組織があり、
職位によって階層分けがされており、
上から下へ指揮命令が発せられます。

では会社ではない時は、
職位による区分がない時は
誰がリーダーシップをとるのでしょうか?

リーダーシップの定義に深入りすると大変なので、
簡単にジョン・P・コッターの定義に触れておきます。

コッターによれば、

「マネジメントは複雑性に対処することであり、

リーダーシップとは変革に対処することである」

とあります。

マネージャーが規模が大きくなった組織の複雑さに対処するためには、
きちんと計画と予算を立て、それを実行する組織づくりと人員配置を
しなければならない。

一方、リーダーが変革に対処するためには、
変革の方向性を決め、ビジョンを生み、その達成に向けて
人々を動機づけ、鼓舞していかなければならない。

このようにマネジメントとリーダーシップを分けて考えてみると、
リーダーシップというものが少し見えてくるのではないでしょうか。

■ところが、変革に向けて人々を鼓舞しなければならないときに、
権限や役職だけをやたら振りかざすリーダーがいたらどうでしょう?

その場合は、無理やりいう事を聞かせるとしても、
自分の権限が及ぶ直属の部下だけにしか影響を与えることが
できないですよね。

ところが、今日の組織は複雑です。

変革を進めるとしたら、多くの関係者、お客様、取引先、
社外の専門家などとうまく協力しなければならないです。

プロジェクト体制で物事を進めるなら、
プロジェクトメンバーはほとんど自分の部門以外のメンバーで
構成されます。

つまり、今日の組織においては

「権限だけのリーダーシップ」

には限界があるということになります。

「権限のないリーダーシップ」

が必要となるのです。

■その際に、

「権限のないリーダーシップ」とは、

変革を進める必要性に気がついた人が
自発的に進めていくものであり、

企業でも地域でも面識のない者同士の間でも
発揮されるものになります。

つまり人が人を呼び誰もが平等の関係においても
発揮されるものなのです。

ドッジビーのイベントでも発揮できるのです(笑)

だから私は、
メンバーとのコミュニケーションを図り、
積極的に作戦を提案したり、
円陣を組む音頭をとったり、
してみたのです。

そして権限のないリーダーシップを楽しんだわけなのです。

■ただ、残念なのは、
私があまりドッジビーが上手くなかったので

それ以上は何もなく、
ただの元気のよい人になってしまった、

というオチで今日の話は終わるのです(笑)

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