先日「ドッジビー」というスポーツをやってきました。
ドッジビーとは、柔らかいフリスビーを使って、ルールはドッジボールで遊ぶ競技です。
詳しくはHPをご覧ください♪
■今回の企画は、友達が友達を呼んで人を集めて
開催するというスタイルでした。
なので、大多数が知らない人ばかり!
そんな中で10名前後のグループをつくり、
チーム戦で行うのです。
想像してもらえればと思うのですが・・・
知らない人が集まった集団で
統率がとれるでしょうか?
果たしてまとめ役のリーダーはいるのでしょうか?
いないですよね(笑)
ならば場がぐだぐたになるのは目に見えています。
じゃあだれがリーダーシップをとるの?
その時、私はふと
「権限のないリーダーシップ」
について考えたのです。
■通常の会社の運営は組織があり、
職位によって階層分けがされており、
上から下へ指揮命令が発せられます。
では会社ではない時は、
職位による区分がない時は
誰がリーダーシップをとるのでしょうか?
リーダーシップの定義に深入りすると大変なので、
簡単にジョン・P・コッターの定義に触れておきます。
コッターによれば、
「マネジメントは複雑性に対処することであり、
リーダーシップとは変革に対処することである」
とあります。
マネージャーが規模が大きくなった組織の複雑さに対処するためには、
きちんと計画と予算を立て、それを実行する組織づくりと人員配置を
しなければならない。
一方、リーダーが変革に対処するためには、
変革の方向性を決め、ビジョンを生み、その達成に向けて
人々を動機づけ、鼓舞していかなければならない。
このようにマネジメントとリーダーシップを分けて考えてみると、
リーダーシップというものが少し見えてくるのではないでしょうか。
■ところが、変革に向けて人々を鼓舞しなければならないときに、
権限や役職だけをやたら振りかざすリーダーがいたらどうでしょう?
その場合は、無理やりいう事を聞かせるとしても、
自分の権限が及ぶ直属の部下だけにしか影響を与えることが
できないですよね。
ところが、今日の組織は複雑です。
変革を進めるとしたら、多くの関係者、お客様、取引先、
社外の専門家などとうまく協力しなければならないです。
プロジェクト体制で物事を進めるなら、
プロジェクトメンバーはほとんど自分の部門以外のメンバーで
構成されます。
つまり、今日の組織においては
「権限だけのリーダーシップ」
には限界があるということになります。
「権限のないリーダーシップ」
が必要となるのです。
■その際に、
「権限のないリーダーシップ」とは、
変革を進める必要性に気がついた人が
自発的に進めていくものであり、
企業でも地域でも面識のない者同士の間でも
発揮されるものになります。
つまり人が人を呼び誰もが平等の関係においても
発揮されるものなのです。
ドッジビーのイベントでも発揮できるのです(笑)
だから私は、
メンバーとのコミュニケーションを図り、
積極的に作戦を提案したり、
円陣を組む音頭をとったり、
してみたのです。
そして権限のないリーダーシップを楽しんだわけなのです。
■ただ、残念なのは、
私があまりドッジビーが上手くなかったので
それ以上は何もなく、
ただの元気のよい人になってしまった、
というオチで今日の話は終わるのです(笑)