完璧主義よりも完成主義・完了主義を目指してみよう

完璧主義よりも完了主義・完成主義

「完璧主義」

「完成主義・完了主義」

は何が違うかわかりますか?

私なりにそれぞれについて考えることを
お伝えしたいと思います。

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完璧主義とは

「物事を完璧にやりとげたい!」

そういう気持ちになる人も多いのではないでしょうか。

特に真面目であればあるほど

「物事は完璧にやりきらなければならない」

と思いこんでしまう傾向にあるようです。

100%の完成度を求めることは
仕事のやり方としては間違っていません。

高い理想があるからこそ
行き着ける所もあるとは思います。

でも、完璧を求めるがあまり

・物事の進み具合が遅くなってしまう
・仕事を一人で抱え込んでしまう

こととなり、仕事にけりをつけられず、
その結果として達成感や評価につながらず、

最終的に頑張っているにも関わらず
モチベーションを下げてしまうことにもつながりかねません。

この基準高く頑張っているにも関わらず
負のスパイラルに突入することほど悲しいものはありません。。

完璧主義の先にあるものとは

そもそも完璧主義であることは誰のためなのでしょうか?

例えば、漫画。

皆さんもご存知かと思いますが
ほとんどの漫画家は一人で漫画を完成させていません。

背景の描写やベタ塗りなどは
アシスタントに任せていますよね。

その結果として、
週間紙なら毎週読み応えのある漫画を提供できるのです。

これを漫画家が

「すべて自分のこだわり通りにやりきりたい!」

となった場合、
その漫画が広く世に出るのにどれだけの期間を要するでしょうか?

また、すべて自身で作ったものと、
慣れているアシスタントに任せたものとにおいて、

本当に一人で作ったもののほうが
クオリティが高いと断言できるでしょうか?

完璧主義という言葉に囚われてしまい
本来の目的を見誤っていませんか?

完璧主義を自分のこだわりのために
使ってしまっていませんか?

最終的な目的として、

「自身の納得」

「他者からの感謝」

ではどちらを望むでしょうか。

どちらをよしとするかは人それぞれですが
結局はここに行き着くのかと思います。

完成主義・完了主義とは

時間をかけて細部まで考え抜いた
100点のコンテンツを1つ作ることと、

同じ時間で80点のコンテンツを
10個量産するのとでは、

どちらが合理的なのでしょうか?

合理的という判断基準からすると
後者であることは誰もが納得するはずです。

特に会社員であれば、
ある程度の成果というものが求められます。

そのためには及第点にて
進めていくことが必要になることもあります。

それに経営者視点からしても
トライ&エラーにて徐々に点数を上げていけばよい

というスピード感をもった考えをする人が
多いものです。

そこで必要な考え方が、

「完成主義」と「完了主義」

というものです。

どちらも同じような考え方ですが、

「まずは完成させる、いったんは完了させる」

ことに重きを置いて、
物事を進めていくというもの。

最初から完璧は求めません。

そもそも完璧とは何なのかわからないもの。

ある人にとっての完璧が
別の人にとって完璧とは限りません。

それに、今時点では完璧であっても、

時代の変化が早い現代においては、
その完璧が永続的に続く保証なんてどこにもありません。

だからこそ

「今時点における完成とする」

ことや

「ある段階において完了とする」

という区切りは必要かつ重要なことになるのです。

完成・完了を積み重ねることによって柔軟に対応していく

完璧主義であれ、
完成主義・完了主義であれ、

どちらもそれぞれの特徴や
メリット、デメリットがあるものです。

どちらがよいとは一概には言えないのですが、
個人的には完成主義・完了主義で進めていくことをおすすめします。

というのも、
私は好奇心が旺盛なタイプであり、
(別名では飽きやすい笑)

長いスパンにて確実に何かを成し遂げていく
ことにあまり価値を感じないのです。

これは、決して長期的な目標を達成できない
ということはありません。

長期的な視野をもてないということでもありません。

(言い訳ではなく本当です笑)

長期的な目標はというのは、
今時点では現実化できる見込みがたっていないために、
長期的にならざるを得ないものだと思います。

なので、どんなに細かいタスクを設定したとしても
それがこの先にも通用するかはわからないものです。

それよりも、一本の軸や方向性は定めておいて、
そこに至るための道筋や過程というものには

ある程度のバッファやゆとりや可能性を残しておいて、
その都度柔軟に対応していくほうが

結果的によりより成果を得ることができる
と感じているのです。

決めた目標を絶対的にやりぬく気概も
重要で大切なのですが、

変わる状況や環境に応じて柔軟に対応することを

「楽しむ」

こともまた同じくらい重要で価値があるのです。

今という時代に応じた道の極め方

あなただけの道の極め方

今の時代は本当に変化が早いです。

AI化やIOTによって
一昔前には想像していなかったことが
簡単に実現できるようになっています。

だからこそ、

「固執よりも柔軟性」

に重きを置いておくことが、
今の時代にあった進め方であるのです。

あらゆる物事を完璧に進めていくよりも、

短い期間でタスクを定め、
それを完了・完成させることを積み重ねることで

変化する状況に対応しながら
最善の方法で突き進んでいく。

それこそが今の時代に応じた考え方であり
手法ではないでしょうか。

道を極めるためのその道の在り方も
時代によって変わっていくべきものなのです。

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