■「あなたからしか伝わらない人が必ずいる。
だからあなたから伝えてほしい。」
この言葉はとあるセミナーの講師の方からもらった言葉です。
当時の自分は、色々と興味のあることを勉強している時期でした。
そして
「まだまだ半人前の自分から教わりたい人っているのだろうか?」
そう思っている時期でもありました。
「色々と勉強しているけど、それを周りの人に伝えるにはまだ学びが足りない・・・」
そう思っている時期でもありました。
「学ぶだけで十分。それを教える立場になるにはまだ早いなあ・・・」
そう思っている時期でもありました。
「実際にお金をもらってまで伝えていくにはちょっと自信がないなあ・・・」
そう思っている時期でもありました。
そんな弱気になっている自分にチカラをくれた言葉なのです。
■自分は今、キャリアカウンセリングの資格を取るために日々勉強しています。
昨日も講座に行っていました。
その際に「やる気も自身もない学生への面談練習」
というテーマでロールプレイングをしてのですが、全然うまくいかなかったのです。
「自分は全然ダメだなあ」、そう思ってしまいました。
しかしそんな風に考えている際に、あの言葉がふと思い浮かんだのです。
「あなたからしか伝わらない人が必ずいる。
だからあなたから伝えてほしい。」
そしてふと考えることがありました。
■今までは、伝える内容は「何か大きなこと」を想像していました。
例えば、「人生を変えるような言葉」や「とても効果のある手法」
「劇的な考え方」や「すべての人を幸せにするメソッド」といったものです。
しかしほんの些細な言葉にも当てはまるのではないだろうか?
自分が勝手に「何か大きなこと」として捉えているだけではないだろうか?
■自分が知っていること、考えていること、話した内容なんてほんの些細なことかもしれない。
しかしそれはある人にとっては人生を大きく変えることからもしれない。
それを決めるのは自分ではない。
受け取った相手である。
であるならば、伝えるのが自分の役割である。
それが伝わるかどうかは関係ない。
そしてそんなに大げさに考えることでもない。
あるがままの今の自分が出来ること、話せる内容でいいのではないだろうか。
ならば今の自分に出来る精一杯のことをやっていこう。
そのためにも自分の考えている事を周りの人に伝えていこう。
このブログもそのための一つであるのです。
そう改めて思いました。
■同じ言葉であっても、時と場所その際の環境、自身の成長度合いによって
言葉の意味や解釈、捉え方が違う。
自分自身でさえそうなのだから、他人ならなお一層そうであると思います。
だからこそ言葉には大きなチカラがあるのです。
「あなたからしか伝わらない人が必ずいる。
だからあなたから伝えてほしい。」
皆さんはこの言葉どう捉えますか?