皆さんは、
「飽きる力」
をご存知でしょうか?
これは、詩人の谷川俊太郎が、
外国のテレビのインタビューのなかで
『日本の教育と創造性』について、
「あなたにとって創造性とは何ですか」
と質問された時、
「ものごとに飽きる力」
と返答したものです。
■実は私は結構飽きやすいです(笑)
ただ、今までこの飽きやすい性格が
何とかならないかなぁと思っていました。
飽きやすいということは、
熱しやすく、冷めやすいということです。
ピンとくるものがあって、
「コレはイイ!!」
と思っても、
日が経つにつれ
「とはいえなぁ・・・」
と情熱が冷めてくるのです。
あの時の情熱はどこに行ってしまったのだろう?
自分にあきれることがあります(笑)
■ただ、飽きることはネガティブな意味だけでは
ないのです。
自分のやっていることに飽きるというのは
素晴らしい能力とも捉えられるのです。
うまくできたことにも飽きるから、
新しい冒険ができるのです。
飽きるから毎日違う料理を食べ、
違う服を着て、日々楽しく生きるのです。
■飽きるということは、
自分がそれだけ成長し、レベルが上がった証拠なのです。
飽きてしまい、やりたくなくなったら、
やめてもいいと思うのです。
飽きてしまったことを、
もっと前向きにとらえればいいのです。
次なるステップへ上がるために、
飽きてしまったことを正直に認めてみましょう。
「成長したから飽きてしまいました。
自分は次のステップへ移ります」
と堂々と言ってみたらいいのです。
下手に固執し、執着心を持つよりも、
正しい決断ができるようになるのです。
■このように考えると
「飽きる」
ということは立派な能力であり、
「飽きる力」
が新たな道を進むための
必須スキルであるのです。
飽きる自分にネガティブになりやすい人は、
たまにはこのようにポジティブに考えてみるのも
ありだと思うのです。