507道 その考えはあなたにとっては正解だけど、 他の人からするとまだまだ改良の余地がある

先日、知人からこんな相談を受けました。

それは、

「入社して数年経ったものの、
もともとは公務員になりたかったのです。

だから会社を辞めて勉強時間を確保し、
集中して公務員試験に挑みたいと思います。」

というもの。

彼は、その決断をするのに、
両親や友人に相談したそうです。

そして先輩にも相談し、
会社にもその意向を伝えていています。

そんな状況の際に私のところにも
来たのです。

熱意・想いは十分伝わってくる

彼の熱意はとても感じたし、
以前からその思いは知っていて

覚悟は決まっているようだったので
応援しようと思いました。

ただ、話を聞いていると
ちょっと違和感を感じたので

詳しい話を突っ込んでいくうちに
「おやっ?」と思うことが出てきました。

その一番は

「情報収集不足」

についてです。

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情報を制する者は人生を制す

まず、転職というか転身するのに、

「すでにその職場やその領域で
働いている人からの情報」

がないのです。

実際に公務員として働いている人から
具体的な話を聞いていたり、

社会人から公務員になった人からの
情報を集めていないのです。
彼はスポーツをやっていて
そのつながりで話を聞ける人は何人もいる
のに聞いていないのです。

そうした人から

働きながらの勉強方法や
今後のお金の使い方・稼ぎ方、
予備校の選定や授業割の情報、
周りとの関係や
家族の支援などなど

聞いておくべきことはたくさんあります。

今の時代、検索すれば
大体の情報は出回っています。

またネットワークをつないでいけば
実際に人から話を聞くことも十分可能です。

そういった

「情報」

を集めずして決断するというのは
あまりにも

「視野が狭く」

かつ

「選択肢が少なく」
「可能性を狭めている」

という状況になっているのです。

その後も質問を重ねていくと、

・本当に勉強に集中できるのか
・総経費はいくらかかるのか
・生活費は月いくら必要なのか
・精神的サポートをしてくれる人はいるのか
・リスクヘッジはしているのか

などなど
事前に考えなければならないことが
浮き彫りになってきたのです。

井の中の蛙、大海を知らず

同じ環境に属している人や
今までの友人知人に相談しても

大概同じ考え方や価値観
を持っている人が多いので、

その世界での考え方に
凝り固まってしまうことが多いのです。

だからこそ

働いている業界が違う人や、
年齢が10歳以上離れている人や、
実際に事業を経営している人や
顧客で尊敬できる人など、

今いる環境とは違う人に相談し
違う視点からのアドバイスや感想を
もらうことをしなければ

本当に自分よがりの考え方での
決断になってしまいます。

自分の人生の話なので、
自分よがりの決断が悪いとは
思いませんが、

多面的な視角からの情報を集め
総合的に判断することで

より失敗のリスクが少なく
かつ実現可能性を高める方法を

選ぶことができるのです。

自分の頭の中では自分の答えは常に正解である

これは自分ひとりでは気がつけないこと
であるのです。

なぜなら、
その本人の頭の中において

「今の考え方や情報量が少ない」

ということに思いつかないからです。

その人の頭の中においては
その視点や価値観は正解だからです。

そこにいちいち疑いをもつことは
ないのです。

ひとりの頭の中には
そのひとりの考え方しかないのです。

だから、人に相談することや
話し合いをすることで

新たな視点での考え方や
新たな気づき、発見を得ることができるのです。

信頼できる第三者の存在

特に人生の方向を大きく変える
可能性がある決断の際は、

そうした頭の整理を手伝い、
新たな気づきを得られるサポートができる人

を是非とも活用してください。

自分一人で結論を出すのではなく、
信頼できる人に話をしてみる。

そして感想や反応をもらう。

そこからさらに思考を深め
情報収集し、結論を出す。

このように一人ですべて決めるのではなく、

「信頼できる第三者を間にいれる
プロセスを通して結論を出す」

そんな流れであるべきなのです。

特に若い人ほど
視野が狭く、かつ他人に相談することに慣れていない
ように感じるので見ていて心配です。

プロとして説明責任を果たす

そのためにも、私は自分にできることを
日々行っています。

「信頼できる第三者である」

ということを言葉で表現しています。

毎日のブログを通して

「ちゃんと信頼できる人間であること」

「こういう考え方・価値観をしている」

「スキルと人間力を備えている」

ということを皆さんに伝えています。

だから
決断に迷った際は、

「ちょっとコイツ(神田)に相談してみようかな」

を思ってもらえる存在であるために
日々発信し続けます。

それがキャリア支援者としてプロたる
私なりの証明であると思うからです。

そして私の考え方に賛同してくださる方には
全力でもってサポートできる(したい)

と思うのです。

それが私の支援の在り方・やり方なのです。

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