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がんばっても満たされない…その場合はがんばる根底にあるものを見つめ直すことをおススメします
周囲の要望に応じた仕事量を
こなすことができなかったり、
求められているレベルに達していない
と感じた時や、
クレームや意見をもらい
自分が仕事ができない人間だと落ち込んでしまい、
辛く感じる人は少なくありません。
こうした悩みを抱える人は実は
「がんばり屋さん」
であることが圧倒的に多いです。
がんばっているのは
「私なんてまだまだだ」
という気持ちが根本にあり
それを満たすために今以上に努力を続けるのです。
ある意味、
「こんなものでしょ~」
と楽観的になれるならば
感じない悩みだと思うので、
人一倍がんばる人こそが
こうした苦しみを常に抱えているのです。
気持ちの根本にあるのは向上心?それとも無価値観?
これが
「もっともっと頑張りたい」
「もっと仕事ができるようになりたい」
という向上心からくるものであれば問題ありません。
そのような場合はむしろ楽しいと感じる
でしょうし、
その経験が後々には成長となって
返ってくることが期待できるものです。
でも、もしも根底に
「自分なんてダメダメだから
もっと頑張らなければ存在価値がないんだ」
というように
自分の価値を感じることができない
「自分への無価値感」
がある場合、
どれだけ頑張っても足りない感覚が
埋まることはないのです。
いつまで経っても、
どんなにがんばっても、
自分自身が満足できないので
もっとがむしゃらにがんばって疲弊する、、
という無限ループに入ってしまいます。
同じ「がんばる」であっても
その根本にある行動の源泉によって
結果に大きな差がでてきてしまうのです。
無価値観は過去の小さな出来事でしかない
そもそも
「自分には価値がない」
という感覚は
どこからきているのでしょうか?
今までの人生において
どんなに小さなことでもよいので
・人から喜ばれた
・周りから評価された
・お客様から褒められた
という経験が
まったくの一度もないなんてないはずです。
あるとしても
気がついていないだけです。
なので多くの場合は、
「誤解や思い込みから生じている」
だけなのです。
子供の頃に親から言われた厳しい言葉だったり、
小学校の先生に言われた言葉が残っていたり
幼いころに友人から何気なく言われた一言がずっと根底にあったりと、
今になって客観的に考えれば
大したことがないことであるのに、
当時は大ごとであったり
拡大解釈してしまっている、
ということがほとんどです。
それに気がつかずに
気持ちを解消するためにがむしゃらに行動しても
挽回することはできません。
まずすべきこととしては、
「自分で自分をとことん肯定してあげること」
こそがすべての出発点になるのです。
現在の自分がどれほどがんばっているのか、
また過去もどれだけがんばってきたのかを、
しっかりと見つめて承認してあげましょう。
小さなことでも
それが積み重なれば実感となってきます。
「私って案外よくやってるかもしれない」
と思えたらいいのです。
がんばりが実感でき認められる世界としたい
がんばることは大切です。
でも、がんばるためには
根本の気持ちが正しい方向を向いていないと
いつまでたっても
そのがんばりが報われることはないでしょう。
がんばり屋さんが認められる世界こそ
あるべき世界だと思いませんか?
だからこそ知っておいて欲しいことがある。
この思いが
少しでも伝われば幸いです。