552道 「頑張ります」禁止令を出してもいいのでは?

「頑張ること」

は、とても良いことだと思います。

ただ、

「頑張ること」

を目標にすべきではないと思います。

ゴール設定がない言葉だけの「頑張ります」

なぜなら

「~を頑張る」

というのは

「何をどこまでやるのか」

ということを明確に決めていない
ということであって、

何をどこまでやるのかを決めてない
ということは

気分次第の行動と行き当たりばったりの努力
ということであり

何をゴールとするのかという指標がない
ということになるのです。

明確なゴールなしに、
目標を達成できる人はそう多くはないです。

よほどの情熱があれば別ですが、

多くは日頃の雑務や
日常生活での出来事に流され、

優先順位を後回しにして
やらずじまいになってしまうのです。

つまり

「頑張る」

ということを目標に掲げてしまうと、

「頑張れるなら頑張る」

という甘い目標になり、結局

「頑張れませんでした」

という言い訳が通用してしまうことに
なるのです。

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「頑張れよ」って言葉、無責任じゃない?

相手を励ます時もそうです。

私は個人的には

「頑張れよ」

と相手にかける言葉としては使いません。

「頑張れよ」って、

何を頑張るのかを把握していれば
いいのですが、

無責任に「頑張れ」って言っているだけの
人が多いからです。

「オレはやらないけど、
オマエはやるんだよな」

というニュアンスも含まれている
ように感じます。

それに相手にしても

「頑張れよ」という声をかけられても、

「はい、頑張ります」

としか答えようがなく、

本当は「頑張りたくないこと」かも
しれないのです。

それを無理やり承諾させる可能性もあるので
あまり気軽に使いたくはありません。

私の気にしすぎかもしれませんが、

「自分が思う」ということは、

「他の誰かも思う可能性がある」

ということであり、
言葉は簡単に人を傷つけるものなので
慎重になるべきだと思うのです。

言いっ放しの言葉にならない意識

なので、
私自身も、自分が

「頑張れよ」

という曖昧な言葉を使わないように
明確にやるべき内容を伝える努力を
してきます。

また、自分が

「はい、頑張ります」

など安易に言わないように、
やるべき内容を明確に定義していきます。

こうした意識が大事だと思うのです。

みなさんも、

「頑張る」「努める」「励む」

といった
形の定まらない言いっぱなしの言葉を
使っていませんか?

言葉の使い方ひとつで
結果の有無に影響があるかもしれませんよ。

日頃の言動を振り返ってみることをお勧めします。

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