<133号 頑張っているのに結果が出ないと思っているあなたへ>

先日も書きましたが、
最近、私(神田)は、
「良い言葉」を集めています。

それにも多少関連するのですが、
また新たな発見をしたのです。

それは、

「今まで感覚ではわかっていたが、

言葉で表現することができなかったこと」

があったのですが、

それを

「言葉にすることができた」

のです。

■その言葉とは、以下の二つです。

<閾値(いきち)>とは、

「反応その他の現象を起こさせるために
加えなければならない最小のエネルギーの値」

出典:Weblio辞書

<臨界点>とは、

物質の相転移における臨界状態を示す変曲点。
液体と蒸気との共存状態がなくなって
連続的に変化するようになる点。

出典:デジタル大辞泉

本来は、物理や科学において
使われる言葉のようなのですが、

この言葉で

「人の成長」

についても説明できるということが
わかったのです。

■例えば、何か新しい事に挑戦する際に、
最初はなかなか慣れずに苦労するけれど、

ある一定期間以上反復して続けると
急にできるようになる、

ということありませんか?

このことを、
「閾値を超える」

「臨界点に達する」

と説明することができるのです。

もう少し具体的にお話します。

初めてスポーツを行った際には、
なかなかその動きに慣れないと思います。

それを基礎体力をつけ、
反復練習を行い、
実践練習も行い、

そうして次第に動けるようになって
いきますよね。

技術を習得していくのです。

それから一定期間続けると、
頭で考えることなく、
身体が勝手に動くようになってきます。

そこが、

「閾値を超える」

「臨界点に達する」

という域だと思うのです。

■今私(神田)は、ダンスを練習しています。

去年の1月から始めて、
早くも1年が過ぎました。

1年も経つと、
何となく身体のカタチや動き方は、
それっぽく見えるようになってきます。

最初に始めた頃よりは、
動きにも慣れてきたように感じます。

ただ、
まだ自分の中では、
しっくりきていないのです。

頭で考えないと動けない状態なので、
自動操縦的に動くことは出来ないのです。

まさに
「閾値を超える」

「臨界点に達する」

このレベルまで到達していないのです。

いつになったら上達するのだろう?
と、ちょっとモヤモヤしていました。

そこで、ふと思い出したのです。

かつて
「この経験を乗り越えたことがある」

ということに。

■私(神田)は、
高校時代は柔道をやっていて、
大学時代は空手をやっていました。

どちらも、その時代から始め、
初段を取ることができました。

今振り返ると、初段が取れるレベルとは、

動きに慣れてきて、
自分でも上達したと感じることができ、
さらに監督からも認められるくらい
だと思うのです。

けど、柔道も空手も、
そう思えるようになったのは、

「2~3年」

かかっているのです。

柔道は約2年、空手は約3年です。

しかも柔道は、毎日部活でやっていました。

空手は、週に2~3回です。

このくらいの期間をかけてこそ
上達を認められてきたのです。

そう考えると、
週1回の練習のダンスが、
そんなに早く上達するわけがないのです。

それなのに、
私(神田)は、なかなか上達しないなぁ、
とモヤモヤしていたのです。

そんなの当たり前(笑)

ということに初めて思い当たったのです。

■これってスポーツだけでなく、
人生にも通ずると思います。

例えば、何か新たな事に挑戦するとします。

何でもいいです。

▼起業する
▼新規事業を立ち上げる
▼新たな趣味を始める
▼ブログを書き始める
等など。

その際にあなたは、

「どのくらいの期間」

「成果がでる」

と思いますか?

半年、1年、だったりと
意外と短い期間を想像しませんか?

そうなのです!

我々は、短期間で成果がでるものと
思ってしまいがちなのです。

そのような根拠はないのに、
なぜか短いスパンでの結果を求めてしまうのです。

「頑張ってみたけど、
結果が出ないからもうやめました」

「どのくらいやってたの?」

「えーと、3か月くらいです」

よくよく考えると、
新しい事や難易度が高いことは
そんなに早い期間で結果が出るものでは
ないのです。

それなのに、
結果がでないからと諦めてしまう人が
どれだけ多いことでしょうか。

もったいない!

最低でも2年、通常は3年程度は継続しなければ、
成果は感じられないと思うのです。

振り返っての2年は短いですが、
今から感じる2年はとても長く感じます。

だからこそ
早く見切りをつけてしまうのでしょうね。

■私(神田)は、
かつて柔道や空手をやっていた際に、

「閾値を超える」

「臨界点に達する」

という経験をしたことがあります。

だからこそ、

「習得には一定期間が必要である」

ということがわかり、

結果が出るのかわからないけれど、
続けていくことにそこまで不安を感じません。

しかし、以前に経験したことがなかったら、
とても不安に感じると思います。

途中で挫折してしまう気持ちも
とてもわかります。

ただ、今なら言えます。

「不安だけど、続けてみよう。

最低でも2年は続けていこう。

そうすればきっと上達を実感できるから。」

「継続は力なり」

「自分はとても頑張っているけど、
なかなか結果が出ないんです。。」

そう思っているあなた。

結果なんて早々に出るものではないのかも
しれませんよ?

もっと長期スパンで成長を捉えてみては
どうでしょうか?

スポンサーリンク
second




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
second