390道 宇多田ヒカル/道

Utada Hikaru (宇多田ヒカル)  道

■私はよく音楽を聞きますが、
普段はメロディーを楽しんでいます。

だから歌詞について考えるということは
ほとんどしたことがありません。

ただ、今回は、
CMで気になった曲を探してみたら
たまたまこのブログのテーマである

「道」

と同じであったために
深く読み解いてみようと思ったのです。

すると歌詞からとてもメッセージが
伝わってくることを体感したのです。

今日は、

宇多田ヒカル/道
(「サントリー天然水」CMソング/アルバム「Fantome」収録曲)

歌詞から感じたことを
お伝えしたいと思うのです。

■一番最初に歌詞を見た時、
この曲は恋愛ソングなのかと思いました。

「私の心の中にあなたがいる
いつ如何なる時も
一人で歩いたつもりの道でも
始まりはあなただった」

という歌詞から、

今は別れてしまったけれど、
心の中にはあなたがいるよ、

ということを表現しているのかと
思ったのです。

■ただ、何度も曲を聞き、
歌詞について考えてみると
そうではないように思えてきたのです。

これは、

「人生」について

思い描いていることだと思ったのです。

■私達が

「自分だけの道」

を歩み始めるきっかけは、
自分だけの何かによるものでしょうか?

ふっと天啓ががひらめき
道を歩み始めるのでしょうか?

そうではなく、
きっかけというのは、

「あなた」

からくるのです。

つまり

「人」

によるのです。

「私の心の中にあなたがいる
いつ如何なる時も
一人で歩いたつもりの道でも
始まりはあなただった」

という歌詞にあるように、
自分一人で歩み始めたように思っていても、

始まりは「あなた」という人から
つながっているというのです。

だからこそ

「It’s a lonely road
But I’m not alone
そんな気分」

「一人で歩いているようでも、一人ではない」

そんな気持ちでいられるのです。

■そのように思えるならば、
何だか元気をもらったように感じませんか?

「自分は決して一人じゃない」

そんな勇気をもらったように思えます。

一人で生きているように思っていても、
我々には必ずその道を歩みはじめる

「きっかけとなった人」

がいるのです。

「少なからずの影響を受けた人」

「大いなる魅力を感じた人」

がいるのです。

その人がはっきりとしていなくても、
我々を導いてくれる「だれか」がいることを
つねに感じていればいいのです。

それだけで
人は強くなれると思うのです。

それだけで
人は自分を信じられると思うのです。

そんなものだと思うのです。

■そのためにも、
自分が歩んできた道を
少し振り返ってみませんか?

どれだけ多くの人を関わり、
どのような関係を築いてきたでしょうか?

ほんの些細な出来事でもかまいません。

ちょっとした事が
少しずつ大きくなり、

今の自分の信念になっていたり
することもあるのですから。

それをしっかりと認識することが
できるようになった時、

「It’s a lonely road
But I’m not alone」

でいられるのだと思うのです。

■歌詞からこのように深く考えるのは
本当にはじめてなのですが、

とても奥深いものがあることを
知りました。

解釈によって
様々な気づきがあることを
感じ入りました。

他の歌詞についても
少しづつ深堀りしていきたいと
思ったものです。

それが、

「作者の想いに触れ、
自分なりに解釈すること」

であり、これも

「It’s a lonely road
But I’m not alone」

そんな気分

なのですから。

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