738道 「言ってくれなきゃわかんないよ!」って言ってしまうのは自分自身が未熟な証拠である

「言ってくれなきゃわかんないよ!」って言ってしまうのは自分自身が未熟な証拠である

昨日は、知人の紹介でとある方の
就職相談にのっていました。

彼女はまだ23歳で、
新卒で入った会社を半年で辞めてしまいました。

その後、転職活動をしたり
アルバイトや勉強をしたりしていたのですが

そろそろ定職を決めたいと思っていて
その相談になったのです。

知人はすでにいろいろと話を聞いていて

「もっとこうしたらいい」
「希望の条件を明確にしよう」
「やるべきことを細かく決めよう」

などという話をしてきていたようです。

でも、彼女の返答がなんだかはっきりしない・・・

「そうですよね・・・」
「はい・・・わかりました」

などといまいち腑に落ちていない
ようなのです。

なので私は、

「さっきのアドバイスを実行するにあたって
何か気になっていることがあるの?」

と質問してみると

「実は・・・」

とその理由を話し始めました。

簡単にいうと、
チャンスを広げるためにもっと転職エージェントを
活用したほうがいいというアドバイスだったのですが、

新卒の際に活用したエージェントに
強引におしこまれた感があり

結果としてその会社を辞めてしまった
過去があったのです。

そりゃあ、もうエージェントを
使いたくないですよね(笑)

でも、それならそれではっきり言えばいい。

でも言わない。

はっきりしない態度にみえる。

だから知人側としてはヤキモキしてしまう。

そんな状態だったのです。

でも、それならそれでエージェントを使わない
やり方もあるわけです。

でもそれは言われないとわからないですよね?

だから

「早く言ってよ!
言ってくれなきゃわかんないよ!」

という状態になるのです。

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言わないのではなく、言えないのかもしれない

このような

「言ってくれないとわからないこと」

というのはたくさんあります。

他人の気持ちなんて
言葉にしなければわからないものです。

でもそれは相手からすると
自分ではわかっていることだけど
相手もわかっているだろうと思っていること
かもしれません。

または、相手自身でさえ
わかっていなかったことかもしれません。

そんな状態であったならば
どうしようもありませんよね?

だから相手が思っているだろうことを

コチラから引き出す必要があるのです。

そのためには単にコチラの意見を押し付ける
だけではうまくいかず、

コチラが発した言葉を
相手どう捉えているのかということを

気遣い・感じながら
話を進める必要があるのです。

当たり前のように思えますが
いざやってみようとすると
これって難しいことでもあります。

コミュニケーションが上手ってなに?

我々は普段からスムーズに
コミュニケーションをとっているように
思うかもしれませんが、

自分が言ったことが
100%相手に伝わっていることなんて
ありえません。

相手は相手の都合で解釈するものです。

だから確認は必要だし
追いかけも必要になるのです。

「言いっぱなし」
「依頼しっぱなし」

というのは一番NGです。

コミュニケーションが上手だと思っている人は
自分の主観でとらえているだけであって

本当の意味でのコミュニケーションが上手か否かは
自分で言うものではなく相手から言われるものです。

だから

「私はコミュニケーション能力に長けています」

という人ほど
自分よがりの思い込みかもしれません。

そんな人ほど

「言ってくれなきゃわかんないよ!」

状態になっているかもしれません。

本当の意味でのコミュニケーションとは
お互いの意図を確認しあうことでこそ
成り立つものなのです。

だから一方的に自分が話すだけでなく
聞いているつもりになるのではなく

相手の話を「聴く」ことが大切なのです。

「聞く」のではなく「聴く」のです

「聞く」のではなく「聴く」のです。

ただ単に「きく」よいう「聞く」ではなく、

注意深く身を入れて、あるいは進んで耳を傾けて
「聴く」のです。

相手がいるコミュニケーションにおいては
この違いはとても大事なのです。

日頃から意識しておきましょう。

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