961道 「無知」を活かして「知」を増やすことがこれからの時代に順応できる人間の正しい生き方である

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「無知」を活かして「知」を増やすことがこれからの時代に順応できる人間の正しい生き方である

私達は物事すべてを知り尽くしているわけでは
ありません。

知っていることもあれば、
知らないこともあります。

それは何の問題もないのです。

ここで重要になるのは、

「知らないことにであった場合、
その次にどのような行動をとるのか」

ということです。

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日々のコミュニケーションにおいて知らないことに興味を持っていますか?

仕事でも日常生活においてでも、
人との会話においても、

何かわからないことがあった場合に、

「へ~、そうなんですね。。」

で終わるのか、

「そうなんですね!
それはどういうことなんですか?」

というように
より詳しく知ろうとする姿勢の有無が大切です。

最初の反応のように
わからないことをわからないままに終わらせてしまう
姿勢や態度の人って割といるものです。

それは、分からないことを知られるのが
恥ずかしいから詳しく聞けないということも
あると思います。

一方では興味がないから。。

もしくはどう質問したらよいかわからない。。

はたまた、すでに知っているから
より詳しく聞く必要がないから。。

いずれにせよこの姿勢は

「拒絶」

のスタンスになっています。

「これ以上は結構です!」

という拒否をしているのです。

この姿勢が、これ以上の学びや成長を
止めてしまっているのは一目瞭然ですよね。

果たしてそれでいいのでしょうか?

人間は知らないを知るに変えてきた歴史ある生きものである

人間には知的好奇心というものが
備わっているものです。

知的好奇心があったからこそ
人類の科学が発展し、豊かな生活を送れる
ようになりました。

だから本来はすべての人が

「知的好奇心の種」

を持っているのです。

子どもが無邪気にいろいろなことを
質問するのは最たる例でしょう。

でも、大人になると
色々な知識や経験を得ていきます。

その過程で、
試験や受験を受けていくなかで、

知識の差が
そのまま評価の差になってきます。

漢字や英単語を覚えている数が
そのままテストの点に反映してきます。

すると知っているということが
評価されることである、

と無意識のうちに勘違いしてしまい、
知らないということは評価されず、

「恥ずかしいことである」

と思いこんでしまっているのです。

(そんなことはないのに・・・)

これからの不確実な時代を乗り越えていくために必要な姿勢とは

ソクラテスはこんな言葉を遺しています。

「知らないことを知らないと言う」
「分かっていないことを、分かっていないと認める」

この態度は、
変化が早く先行きが不透明である現代においては
必須なものです。

これから先どんな未来がやってくるのかは
誰にも分からないのですから。

その分からないものを

「分かっている」かのように取り繕うのは、

賢いとはいえずむしろ無謀でしかありません。

「分からないもの」

には、

「分からないものに対するアプローチ」

が必要なのです。

分からないからこそ、
分かる人から積極的に吸収し、

知見を増やしていく
というスタンスが重要になるのです。

この世界は

「不確実で、複雑で、不安定」

です。

そこで必要なのは、

「分かっているフリをする」

ことではなく、

「分かろうと努力すること」

です。

そんな分かろうとする努力は、
読書をしたり勉強したりという座学だけでなく、

日々に関わる人とのコミュニケーションにおいても
活かせるものなのです。

なので、知らないことを
知らないままにしておくのではなく、

知らないことを知っていることに
変えていく努力こそ

これからの時代に順応していくために
必要な姿勢であり、行動であるのです。

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