部下や子どもが失敗してしまった。。
そんな時は
「どのような叱り方」
をするのがよいでしょうか。
Contents
その叱り方は自身の怒り・憤りが隠れていませんか?
多くの場合は、
>対 部下
「おいおい、何やってるんだ!」
「ちゃんとやれよ!」
>対 子ども
「ダメでしょ!」
「こらっ!しっかりしなさい!」
というニュアンスの叱り方をするのでは
ないでしょうか?
できないことに対して
「指摘し、注意する」
ということは
当たり前のことかもしれません。
でも、その言葉の裏側にあるのは
「相手への改善」
よりも、
「自身の怒りや憤り」
ではないでしょうか?
・できると思っていたことができないイライラ
・そんな簡単なこともできないのかと憤り
・理解度が低いことへのガッカリ
・上達や成長が遅いことへの苛立ち
などなど、
叱る側の感情が大いに含まれた発言に
なってしまっているのです。
叱る側・叱られる側が望んでいること
そんな場合の叱られた側
の反応はどうなるでしょうか?
・萎縮してしまって怯えた表情
・バツの悪い様子
・失敗してしまった自分への情けなさ
・どうして自分はダメ何だ…という自己犠牲
といったような
ネガティブ満載のどん底モードに陥るものです。
もちろん、反省は大事です。
でも、誰もが望んでいるのは、
反省して
「改善すること」
のはずです。
これは叱る側、叱られる側の
両方に共通しているもののはずです。
にも関わらず、
叱られる側が萎縮してしまっていると
改善する意思も気力もわかないものです。
(これも誰もが若い頃に経験したことでは
ないでしょうか?)
とすると、その状況を作りだすことに
誰のメリットもないのです。
期待・信頼を込めた叱り方
であるならば、
かける言葉を変えてみましょう。
簡単です。
「君らしくないね」
というものです。
「(そんな失敗するなんて)
君らしくない」
という言葉です。
この言葉の裏側には
叱る側の負の感情は含まれていません。
それよりも、
「本来ならば君はできるはずだ」
という
「期待・信頼」
を込めたメッセージになっています。
この言葉をかけられると多くの人が
その奥にあるメッセージを読み取ります。
「自分はできるんだ」というメッセージを。
「自分は期待されているんだ」というメッセージを。
「自分はちゃんと見てもらえている」というメッセージを。
そうすると、
より応えたい、頑張りたい、改善しよう、
という気持ちが
自然と沸き起こり、
ミスや失敗を挽回しようと
自ら改善・努力できるでしょう。
昔の世代を生きてきた人からすると
「甘やかしすぎ」
と思うかもしれません。
「オレ、私の世代は
そんな言葉かけられなかったぜ」
と感じるかもしれません。
でも、どちらの言葉のほうが
叱られた側が改善・努力できそうだと思いますか?
期待を込めた言葉ですよね?
だったら期待を込めた言葉を使ってみませんか。
多くの場合は、
叱られた側は理解しているものです。
自分がミスをして
やってしまったやるせなさや責任を。
そして気持ちとしての
反省はしているものです。
だからここで改めて気持ちを
落とす必要はないのです。
(理解・反省していない人は別ですが笑)
それよりも
失敗を糧にして成長を促すほうが
効率的なものなのです。
褒めるために叱る言葉の使い方
おわかりのとおり、
本日紹介した言葉は、
「叱る」というよりも「褒める」
ニュアンスを多分に含んでいます。
褒めることで
次の行動につなげる叱り方をしているのです。
褒めるよりも叱ることが多い人にこそ
是非とも使って欲しい言葉なのです。