1276道 問題や課題を解決する関わり方がすべてではない

ただ見ているだけという関わり方

「こんな悩みがあるんです…」
「こういうことに困っているの…」
「課題や問題があって…」

などなど相談されると、
何とかしてその悩みや課題を

「解決しよう」

と考えて答えるものです。

確かに課題は解決されるに越したことはない
ものでしょう。

でも、相談した人にとっては
課題の解決だけがすべてではないのです。

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解決思考が強い男性脳の特徴

真面目で熱心であればあるほど

「相手のために何かしてあげたい」

という気持ちが強くなるもの。

その「何かしてあげたい」

という思いが具体的な行動になるとき、

「課題を解決するためのアドバイス」

となるのです。

これは、特に男性に多いもの。

男性は、何か問題を見つけると
すぐに解決しようとしてしまいます。

これは性質というものなのでしょうか。

仕事でビジネスマインドを
たたき込まれているからでしょうか。

仕事上の問題であれ
家庭内の問題であれ
健康面の問題であれ
人間関係の問題であれ
家電が動かない時であれ、

解決方法や対処方法を調べて
具体的に解決することが
何より大切だと思うのです。

また、論理的で目的が無いと動けない。

そして無駄がない動きや考え方をして、
効率的にものを考える傾向にあります。

でも、この課題解決のプロセスは
時として、

「相談したの気持ちをないがしろにしている」

とも捉えられるのです。

共感を大事にする女性脳の特徴

これは特に女性に多いもの。

みなさんもよく聞くのではないでしょうか。

「彼は私の言いたいことをわかってくれない!」

この場合、求めていることは

「共感」

であり、感情の共有こそが第一であるのです。

ここで求めているのは、

「話を聞いて欲しい」

ということであって、
そこに解決策やアドバイスなど求めていない場合もあるのです。

話す内容というよりも、
話をする時間を過ごすことも大切なので、
話にオチがなくとも問題ないのです。

こうした脳の思考プロセスの違いから

「解決だけを求めているのではない」

という結論を述べたいのではありません。

「宙ぶらりんの状態であること」
「曖昧である状態であること」
「白でも黒でもなくグレーであること」

ということも、
この世は存在するからです。

裏でもなく表でもない状態

世の中、全て整った状態だけが
正しいというわけではないのです。

ある視点から見ると正義であっても、
別の視点から見ると悪になることもあるものです。

光があるから闇があるように、
表があるから裏があるように、

すべてがハッキリと
明確な状態であるとは限らないのです。

だから、もしも課題があったとしても、

「解決する」のでもなく、
「放置する」のでもなく、

ただ、「置いておく」

という選択肢があってもいいのです。

なんなら「忘れてしまう」
ということもよい場合もあるのです。

ただ時間に身を委ねるという方法もある

時間だけが解決策となるものもある。

解決しない方がよいこともある。

自分にとっての正しいプロセスが、
相手にとっても同様でないこともある。

それを踏まえてることが重要です。

だからこそ、他人の問題を発見しても

厳しくそれを指摘したり、
無闇に解決策を提案したり、
行動を促したり、

しない方がいいこともあるのです。

真面目な人ほど気をつけたいことなのです。

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