<44号 理想の商談の場とは>

理想の「商談の場」というのはどういう場なのでしょう?

とある商談の場からそう考えてみました。

■先日新規お問合せのお客様の所に営業に行きました。

今年度は100人採用し、来年度は200人採用しようとしている、
そのため学校訪問に興味があるということでした。

今まであまり大学で開催される合同企業説明会には参加したことがない、
ということでこちらの話にとても興味を持って聞いてくださいました。

その際の反応の仕方がとても良いのです。

■「反応の仕方がとても良い」というのはどういうことなのか?

「反応の仕方がとても良い」とは、
こちらが話すことに対するリアクションが心地よいということです。

「適度な相槌」

「身体全体での応答」

「目線の向け方」

「眼の輝度」

「口元の角度」

「表情」

「声のトーン」

これらを使って話を聞いてくれるのです。

そうすると、自分達の話にとても興味・関心を持って聞いてくれているということが
伝わってくるのです。

そのため営業をしているコチラ側が
とても気持ちよく話をすることができました。

その分、相手側にも有意義な情報提供をすることもできました。

■正直、営業する側と営業される側とでは
営業される側のほうが上にいるような気がします。

本来ならば対等であるものですが、人や立場、状況によって
変わってきます。

しかし理想な姿としては、お互いがWIN-WINの状態になることです。

よいサービスを提供して、それに相応する対価を払う。

その関係が一番よいのです。

そのためには、お互いがお互いを尊重しあうべきです。

よくテレビでみる交渉の場というのは、互いを牽制しながら
自分に有利な結果を手に入れようとしているシーンです。

もしかしたら手に入れる結果としては良いのかもしれないです。

ただ感情としてのしこりは残るのではないでしょうか。

そんな中、お互いがお互いのニーズを満たせるような環境であった、
そのような商談の場であったことをすごく感じたのです。

■そのような最高な商談の場であるためには、

「お互いが対等な関係であり」

「尊重しあえる状況である」

「信頼できる存在である」

これらが必要です。

この要因があるからこそ最高の関係が築けるのではないでしょうか?

そしてそこから得られる物は、サービスとしての対価を超えた
人間関係という最高の価値かもしれません。

商談の場を通じて、お互いの魅力を感じ合う。

お互いに信頼し、尊重し合う。

人としての存在を認め合う。

そんな場が理想な「商談の場」だと思うのです。

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