<68号 営業力と影響力>

先日、お客様のもとに定期訪問をしました。

その際に聞いた話。

「営業とは影響を与えること」である。

■一般的なイメージでは、

営業マンは商品を買ってもらうために
下からお願いしているような人が多いと思います。

お客様の無茶な要望に必死に答えながら
少しづつ信頼を得て関係を築いていく。

その努力が認められて契約を結ぶことができる。

そんな「お願い営業」のイメージないですか?

それが営業の方法の一つであることは確かです。

しかしそれでは、楽しくないと思うのです。

やりがいはあるかもしれないですが、
その反面つらさもあると思います。

そのお客様はそういった「お願い営業」を
「オーダー乞食」とさえ言っていました。

注文をもらうために、乞食のようにペコペコし、
お願いすることしかできない営業マンのことだそうです。

■そうではなく、営業とは

「影響を与えること」

なのである。

専門的な環境に身を置き、日々最新の情報を得ている
自分自身の持っている専門的な知識をフルに発揮し、
その効果、効用を伝えていくのです。

その話に共感してくれる人は、相手から要望があります。

相手に必要なものならば、自然とオーダーが入ります。

それを契約を結んでほしいからと下手にでると、
他社と比較されることになり値下げ競争になることもあります。

たとえ競合と似ている部分があったとしても、
自社の特徴やメリットは必ずあるはずです。

それを全面に押し出すことで価値を伝えるのです。

圧倒的な自信と確信を持ち、お客様に伝えるのです。

その想いに共感してもらえるかどうかが勝負なのです。

■そう考えると、営業とはすべての仕事に通ずることだと
思います。

販売をしている人も、お客様に商品の価値をいかに伝え、
商品を購入してもらうのか。

事務作業をしている人も、いかに周りの人に自身の作業方法を
伝え、スムーズに作業を進められるようにするのか。

上司の人も、いかに部下に会社の理念や自身の価値観を伝え、
自主的に、協力的に行動できるようにするのか。

また、仕事だけでなく、家庭において奥さんがいかに旦那さんに
影響を与え、家事を手伝ってもらうのか。

このように生活していく上で周りの人に影響を与えていく
ことがどれだけ多いことか。

そして影響を与えることができれば、
どれだけ日常生活がスムーズになり、
さらにはどれだけ自身の未来も快適になることか。

営業とは

「影響を与えること」

そして

「影響を与えること」


「自身の未来を作っていくこと」

なのだとも思います。

ならば営業とはある意味「人生」なのかもしれませんね。

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