<74号 立場は人間の本質的な良い部分を引き出す>

先日テレビを見ていたら、巨人の監督交代についての
話が流れていました。

そこではまだ現役でプレーをしている高橋氏が
急に監督をお願いされ、悩んでいたところ、
当時の監督だった原氏が伝えた言葉が明かされて
いました。

■決して長い言葉ではありませんでした。

ただ、
「君ならできる」

「私が答えられることなら何でも相談にのるよ」

の2つだったと言います。

それよりも自分はそのあとに原氏が言った言葉が
とても印象に残りました。

それは、

「立場は人間の本質的な良い部分を引き出すと思っている。

頑張れ!」

というものでした。

■巨人の監督を務めるというのは想像もできないくらい
のプレッシャーを感じることでしょう。

その責任の重さといったら計り知れません。

だからこそ、その監督を務めてきた原氏の言葉には
力があり、想いがあり、熱があり、希望があるように
感じました。

とても短い言葉でした。

しかしそこには多くのメッセージが込められていました。

「バトンを渡す」

「想いを託す」

「つなげる」

「任せる」

「継承する」

そんな想いが詰まっているように感じました。

その想いを引き継いでいく高橋監督の今後が楽しみですね。

■立場が人を育てる。

責任が自らを成長させる。

ならば恐れずに責任を負おうではないか。

その責任には、挑戦と期待と想いが込められているのだから。

そしてつらい時にはこの言葉を思い出そう。

「立場は人間の本質的な良い部分を引き出すもの。

今のつらい立場にいるあなたはこれからもっと良くなる。

頑張れ!」

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