「職業に貴賎なし」
という言葉をご存知ですか?
これは、
職業による貴賎の差はないということです。
つまり、
職業に貴い、卑しいということはなく、
職業により身分の高い人と低い人はいないということです。
一般的には、どのような仕事も
社会に必要とされているものであり、
働くこと、職務を全うすること、
労働をして稼ぐことは等しく貴いことであるから、
人を仕事の内容によって差別すべきではない
という意味で使われることが多いです。
■なぜこの言葉を思い出したかというと、
昨日のことです。
夜、家に向かって帰っていたら、
途中で道路を工事していました。
道路工事には、よく警備員のような
ガードマンのような人がいますよね。
明らかにアルバイトと思われる人が(笑)
昨日ももちろんいました。
ただ、その人は今まで自分が見た
どのガードマンとも違いました。
その人は、とても
「熱心」
だったのです。
道が狭くなっているのを
通るすべての人に頭を下げながら
誘導しているのです。
笑顔で声をかけながら
仕事をしているのです。
何故ここまで「本気」になれるのだろう?
そう思ってしまうくらいに
「本気」
だったのです。
夜の21時くらいで、
そんなに交通量が多くないのにも関わらず、
「本気」だったのです。
その姿を見たときに、
とても感激したのです。
そして一番最初に紹介した、
「職業に貴賎なし」
それを思ったのです。
■と同時に、
私(神田)が、この言葉に最初に出会った
時のことを思い出しました。
それは就活中に出会った会社での
説明会の時でした。
その時に始めてこの言葉を知ったのです。
「職業に貴賎なし」
また、同じく石川啄木の短歌も始めて知りました。
「こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ」
今振り返ると上記のような
「仕事観」や「価値観」
というものが
今の自分をカタチ作ってきた
ということを感じています。
とても懐かしく思うと共に
今一度「自分の軸」を認識したのです。
ふとした出来事から、
かつての想いを思い出した瞬間でした。
みなさんも、
今の仕事についたきっかけや
働く意義というものを振り返ってみては
どうでしょうか?