昨日、採用に関するとあるセミナーに
参加してきました。
そのセミナーを受けて、
ふと考えることがありました。
■そのセミナーは、採用においては、
自社のHPを強化することが最も大切だ、
ということを説明していました。
他の媒体にどんなに費用をかけたとしても、
結局は自社HPが充実していなければ
採用にはつながらないということです。
その内容自体に関しては、
まさしくその通りだと思いました。
自社においても改善できる部分は
たくさんあると思うのです。
ただ、セミナーの内容よりは、
そのセミナーで講師の人が使う言語に
疑問を覚えたのです。
それは何かというと、
そのセミナーで講師の人が
使っている言葉や、説明している単語が
「専門家の用語」
であったのです。
■受講している私(神田)は、
HPやウェブサイトに関しては素人同然です。
採用を担当している身としては、
持っていて当然の知識やスキルなのかも
しれません。
しかしそれにしても
専門用語が多すぎるように思ったのです。
実際に、同じく受講していた同僚も
「ちんぷんかんぷんだった」
というのが感想(笑)
恐らく他社の受講者もわからない人が
多かっただろうと思うのです。
■どんなに素晴らしい内容のセミナーであっても、
その講師が使う言語が、
受講者が使う言語と違っていたならば
その効果や理解度は半分以下になります。
だから、講師側は受講者と同じレベルの
言語を使うべきだと、私(神田)は思います。
それが、伝える側としての責任であると
思うのです。
これは、何も
「セミナー」
だけに限りません。
自社の商品を説明する際の
「営業」
に関しても当てはまります。
つまり
「営業マン」
は、自社の製品を顧客に説明する際に、
専門用語を使って説明していませんか?
ということなのです。
日頃使っている営業の際の言語は、
「本当に誰もが初めて聞いてわかるような
レベルに噛みくだいていますか?」
ということです。
「この程度の単語ならば
誰もがわかるだろうと思って、
さも当然のように自社のフレーズを
使っていませんか?」
ということなのです。
■これは、同じ会社の人ならば
気づくことができません。
顧客に対して発言し、
そのフィードバックをもらって
初めて気づくことなのです。
とはいえ、顧客が
「その説明はわかりにくいから買わない」
と親切に言ってくれるでしょうか?
多くは、
「コイツ何言ってんだ?」
と思って、
「結構です~」
で終わることが多いのです。
だからこそ、
情報の発信者は、
発信する内容すべてにおいて
「説明する責任」
を責任を負うべきなのです。
というか、
「説明する責任」
を果たさなければ、
顧客に
「本当の価値を伝えていない」
ということになるのです。
どんなにいい製品や商品だったとしても、
その価値を伝えきれていないならば
とても勿体ないというか、
営業できていない、はたまた意味がないということなのです。
■さて、皆さんは
自社の製品や商品の価値を
本当にすべて伝えきれているでしょうか?
不安な人は、
日頃使っている営業トークを
振り返ってみてはどうでしょう。