「正しさでは人は動かない」
これは、多くの人が感じていることではないでしょうか?
そうなのです。
人に動いてもらうために必要なことは、
正しさではないのです。
ではいったい何なのでしょう?
■それは、
「想い」
だと思うのです。
自分が本当にやりたいこと、必要だと思うこと、
叶えたい事、意義のあること、
そういった想いが伝わることで、
周りの人は動くのです。
想いが心に届き、
心が動いたとき初めて人は自発的に行動をし始める。
「自発的に」です。
上司部下の関係ならば、
組織の理論で人は動きます。
ただ、そこに本人の意思や
やる気があるとは限りません。
そんな人がやる仕事に成果が出るのでしょうか?
■プレゼンテーションする際に、
状況や情報やデータを使うことはよくあります。
ただ、それだけでは十分ではないのです。
必要条件ではあるけれど、十分条件ではないのです。
なぜなら、想いがあるプレゼンは、
「伝える」
のではなく、
「伝わる」
のです。
これが大きな違いなのです。
想いが届く、
情熱が届く、
温度が届く、
そんなプレゼンになるのです。
■ただ、これにはバランスが求められます。
ただの夢物語を語るだけでは、実現しません。
一方で、打算や理論だけを語るのでも、実現しません。
両方が相まってこそ実現していくのです。
これは、私(神田)の個人的な経験からも
同じです。
■それは、就職活動をしていた際のことです。
私はとある大手居酒屋チェーン店に就職しました。
大学は、法学部ということもあり、
頭で考えると、もっと違う道があったと思います。
ただ、心で感じると、そこに入社したかったのです。
だから、心で感じるままに決めたのです。
そして今でもその判断は間違っていなかったと思っています。
そこで得られたものはかけがえのないものでした。
そこでの経験が今の自分を作っていると感じています。
だからこそ、私も胸を張って言えるのです。
「正しさではなく、想いで人は動く」
「頭で考える正しさ」
で人は動くのではなく、
「心で感じる想い」
で人は動くのだと。
■だからこそ、伝えたいのです。
会社に不満や愚痴がある若者に。
頭で考えれば、理不尽なことや
不条理なことがたくさんあると思う。
頭で考えれば、その会社にいることは
正しくないのかもしれない。
ただ、入社を決めた理由を思い出してほしい。
決して正しさだけで決めていないと思う。
心に感じる部分があったからこそ、入社を決めたと思うのです。
「その時の想いを思い出してほしい」
「そしてその時の想いをカタチにしてほしい」
「自らの行動で現実のものとして実現してほしい」
決して、会社の方針だから、
上司に言われたから、
それが決まりだから
という理由だけで、つまらない想いで仕事をしないでほしい。
自分の想いで仕事をしてほしい。
会社の方向性と自分の想いを重ね合わせて
仕事をしてほしい。
そして、自らの行動で想いを実現してほしいのです。
■私(神田)はその会社の人間ではないので、
内部事情はまったく知りません。
だからそんな無責任なことが言えるんだと
思うかもしれません。
それはある意味正しいです。
ただ、一つだけ言えます。
「正さでは人は動かない。
人を動かすのは想いだ」
ということを。
だから私は私の想いを込めてお伝えしたいと思います。
「会社に自分の想いを重ねて仕事をしてほしい」
それが一番の幸せだと思う。
それが一番毎日の充実感を感じることができる方法だと思う。
それが仕事を通して自己実現することだと思う。
それが働くことを通して自分の想いを実現することだと思う。
これが、
今の私(神田)の心の底から伝えたいことすべてです。