271道 40年以上前から言われている普遍の法則を、我々は知っておくべきである

学び続ける
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「学び続けよう」という普遍の法則

『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』

誰しも聞いたことがある言葉だと思います。

そうです。

かの有名な福沢諭吉の著書の一つである

「学問のすゝめ」

にて記してるものです。

■ただ、この

『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』

という言葉は広く伝わっていますが、
その後に続く言葉はあまり知られていないように思います。

この言葉だけだと、

「世の中はみな平等である」

ということだけを意味しているように捉えられます。

しかし、実際そんなことはないですよね(笑)

その答えが続けて書かれているのです。

されば天より人を生ずるには、
万人は万人みな同じ位にして、
生まれながら貴賤きせん上下の差別なく、
万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資とり、
もって衣食住の用を達し、自由自在、
互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。

されども今、広くこの人間世界を見渡すに、
かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、
その有様雲と泥どろとの相違あるに似たるはなんぞや。

その次第はなはだ明らかなり。

『実語教じつごきょう』に、
「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。

されば賢人と愚人との別は
学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。

学問のすゝめ (岩波文庫)より

■簡単に訳すと、
天は人を平等に作ったはずなのに、この世の中には貧しい者と豊かな者がいる。
しかもそこには雲泥の差がある。
どうしてこんな差ができるのだろうか?

ということです。

その答えは、

『学ぶと学ばざるとによって、できるものなり』

つまり、学んでいるか否かということなのです。

■我々は、ともすると
大学を出たら勉強することは終わりと思いそうになります。

まったくもってそのようなことはないのですが、
勉強しなければならない環境がなくなった途端に
おざなりにするのです。

テストもなければ、
勉強しない際に注意する人もいなければ
勉強しなくなってしまうものです。
(すべての人がそうだとは言いませんが)

我々が育ってきた教育の仕組みのせいにはしたくありませんが、
勉強することの意味が、

「いい大学に行くため」
「いい会社に入るため」

ということを目的にしていたのかもしれません。

なので、その目的を達成したら
勉強をやめてしまうのかもしれません。

人生の本番はこれからなんですけどね(笑)

■より大きな世界に出て、
社会で生きるためにはもっともっと学ぶべきことが
あるのです。

それに気づかないからこそ
格差がでてきてしまうのでしょう。

格差ができる要因は色々あるのかもしれませんが、
その一つの要因は、

「勉強しているか否か」

ということが「学問のすゝめ」にも書いてあるのです。

■最も効果的な投資は

「自己投資」

であるということもよく聞きますよね。

これもつまりは同じことを意味しているのでしょう。

恐らくこれらは、

「原理原則」

であり、

「普遍の法則」

であると思うのです。

だからこそ我々は日々勉強していくべきなのです。

自戒を込めて、ともに勉強を頑張りましょう(笑)

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