人と関わる仕事において、結果に大きな差が出るある一つの行動とは何でしょうか?
それは、
「自己開示」です。
先日、とある会社の新卒採用担当者と
話すことがありました。
その時の話が印象に残っているので
ここでシェアしたいと思います。
■その会社は飲食を展開していて、
100名以上新卒を採用する予定です。
その目標に向かって順調に
採用していました。
飲食は業界的にも採用が難しいので
なぜそんなにうまくいっているのか
その秘訣を聞いてみました。
そうしたらその担当者はこんなことを
言っていたのです。
「大切なのは、自己開示だと思う。
特に自分は中途入社で
色々な会社を見てきた。
その中で今の会社を選んだには理由がある。
それを
しっかりと学生に伝えることができれば
納得、共感してくれる学生は必ずいる。
だからこそ大切なのは、
会社の情報だけでなく、
採用担当をしている自分がなぜこの会社を
選んだのかを伝える自己開示だと思うよ」
■大切なのは「自己開示」である。
まさにその通りだと思います。
大企業ならば会社の名前だけ聞いて
業務内容を知り、そこで働きたい自分を
重ね合わせるのもよいかもしれません。
ただ、特に中小企業だと
その際に会社の情報だけを伝えるのではなく、
なぜその会社に入ったのかという個別の情報も
欲しいものだと思います。
特に採用担当者がその会社を選んだ理由は
私が学生だったら聞きたい情報です(笑)
そのように胸襟を開いて話をする人には、
結果として共感する学生が多いのです。
だからその会社の選考に進む学生が
多いのです。
■これは採用だけに限らず、
営業においても当てはまることだと思います。
自社の製品情報をお伝えし、
製品を売るだけでなく、
自分のことも話しながら
自分という人間を知ってもらい、
信用・信頼してもらった結果として
製品を買ってもらうということになるのだと思うのです。
だからこそすべにおいて必要なのは
「自己開示」
ということです。
■「自己開示」と聞くと、
仕事の場でプライベートの情報を
伝えるというように捉える人もいるかと思います。
仕事とプライベートは完全に別です、
そう思っている人にとっては難しい事
なのかもしれません。
だからこそ、
「仕事とプライベートの垣根を超える時」
に必ず必要になるのことが
「自己開示」
ということになるのかもしれません。
■この話を聞いて、みなさんは
自己開示していみようと思いますか?
それとも、
そこまでするのはちょっと・・・
そう思いますか?
どちらも正解、不正解ということは
ないと思います。
あるのは、どちらかのスタンスかによって
得ることができる結果は確実に違う
ということだけです。
それを踏まえた上で、
あなたはどちらの結果を得たいですか?
一度考えてみるのもよいかもしれません。